心の無言のメッセージが行動になって出ることがあります。



ストレスを感じると出る癖のようなものです。



自傷行為とまでいかないけど、自分を痛めつけたりします。



例えば、昔の傷跡を触ってみたり。



無意識の行動ですが、何らかのメッセージが秘められています。



なので、無意識の行動に言葉を与えます。



例えば、右手で、左手の過去の傷跡を触っていたとします。



傷跡を触っている右手に言葉を与えます。



まずは、自分の右手に質問してみます。

「右手さん、いま、左手の傷跡を触ってますが、本当は何を触ってるんですか?」



するとなんとなく答えがかえってきます。

次に「触ってるとどんな気持ちですか?」と聞いてみる。



「触ることで何をしてるんですか?」などと質問します。



そして、「左手の傷口に何か伝えたいことはありますか?」と聞いてみます。



伝えたいことがあるようだったら、実際に声に出して言ってみます。



「言ってみてどんな気持ちですか?」ときいて、右手は一旦おしまい。



今度は左手の傷跡。



「右手に触られてどんな気持ちですか?」と聞いてみます。



例えば「嫌な感じ」と言う場合、「具体的にどんな風に嫌なんですか?」と掘り下げます。



「右手に何か言いたいことがありますか?」と聞いてみて、何かあったら、実際に声に出して右手に言ってみます。



「言ってみてどんな気持ちですか?」と聞いてみます。



どちらの手の場合でも、なにか、うやむやな感じが残っていたら、それが何なのか分かるまで、掘り下げて質問してください。で、その感情(怒りや悲しみなど)を言葉にして表出してください。



体のパーツは変わるかも知れませんが、おおむねこんな感じで自己対話をしてみてさい。



自分が本当はどう感じているのかを知ることが大切です。本当はどうなりたいのか。



どうなりたいのか分かったら、具体的にどうすればいいのかを考えてみて、できそうなことからやってください。



どうすればいいの分からない場合は、「もし、どうすればいいのか分かっていたらどうするか?」と質問を変えて見て下さい。



単なる癖でやってみても面白いと思います。意外なメッセージが聞けたりします。



前回、落ち込んでいると体が固まるということを書きました。



で、「運動しなさい」というようなことを書きました。運動は大切です。ただ、会社でミスしたときに「いつまでも落ち込んでられないぞ」と思って、仕事中に散歩やジョギングには行けないですね。



休日を利用してリフレッシュして下さい。



さて、心が落ち込んだとき固まっているのは体なのですが、実は目線が固まっています。これも落ち込んでるときに目線が固まっているな、と自覚するのは無理でしょう。ここで、この記事を読んだ人は意識できるかも知れませんね。



自分の考え方やネガティブな思いに囚われているとそこに意識が集中しています。



焦点がそこに集中しているので、それ以外の考え方やポジティブな物事の捉え方ができにくい。というか見えてない。



定点カメラみたいなもので、そこしか見えてない。そういう意識は体に現れるんですが、それが視点に出ます。



物理的に何を見ているのかということより、眼球運動が無い状態になっています。



そこで、落ち込んだときに眼球運動することで、心の状態を変えます。



目の動かし方はいろいろです。好きな動かし方でいいです。


①左右に動かす。

 一番右をみて、次に一番左を見る。で、また右を見る。右⇔左を何度も繰り返す。全速力で50回ぐらい。50回って結構な回数に思えるけど、実際1分ぐらいで終わります。全速力だと左右一回見るのに1秒かからないです。


②8の字に動かす。ぐるっと8の字を描くように動かします。これも好きなだけ動かしてください。目標全速力で50回。視点をほぐすのが狙いです。


③右⇒下⇒左⇒下⇒右

 ①の左右に下を経由させる方法です。これも全速力で50回。


④自分の指を左右に素早く動かして、それを目で追う。

手が疲れます。が、これもあり。カウンセリングの場合、カウンセラーが動かした手をクライアントが目で追うという手法をとリますが、自分でやってしまう方法です。



目は開けて動かした方が良い様です。ただ他人に見られると、それこそ変な人と思われてしまうので、人に見られないようにしてくださいね。



やった後に自分の気持ちに点数をつけてみてください。



やる前の不快感が10点満点中10点だったとして、やった後、何点になったか。仮に3点だったら0点になるまで目を動かし続けます。



コンタクトレンズしている人は目がごろごろしちゃうかも知れないですね。別の方法のほうがいいかも知れないですね。


「心の疲れは体で癒し、体の疲れは心で癒す」という言葉をTBSのラジオで聞きました。



心が疲れているときは体を動かして、気持ちをリフレッシュさせる。



また、体が疲れているときは音楽を聴いたり、読書したりして疲れを取るとうことだそうです。



心が疲れているとき、落ち込んでるときですが、体の動きが固まっています。



心が落ち込んでいるので、そのときに体に意識を向けるという発想が無い限り、体が固まっているなんて気付きようが無いです。



そして、落ち込んでいるときは体が重い。動きたくない。



でも、ここでちょっと頑張ってみるんです。そもそも、落ち込んでる心を動かすより、物理的に体を動かす方が簡単ですし、救いの方法です。



で、散歩してみたり、ジョギングしてみたり。



記憶は脳にあるという考え方が一般的ですが、実は筋肉に記憶されているという説もあります。



体の使い方で、記憶がよみがえったり、コミュニケーションが取れたりします。



言葉ができる前は身振りでコミュニケーションをとっていた名残でしょうか。少なくとも身振りでのコミュニケーションの歴史が長かったのは事実でしょう。



試しに、目の前の人と同じからだの使い方をしてみると、なんとなく相手の思っていることが分かったりします。



また、無意識に仕草でメッセージを発したりします。女性だと、好意を抱いている相手と話しているときに、無意識に自分の髪を触ったりします。



活発に体を動かすときに、めちゃくちゃ落ち込んだという記憶がリンクしないから体を動かすと元気になるんだと思います。



少なくとも、私的には効果がある。健康のためにも、少し運動することをお勧めします。



冒頭でラジオの話しましたが、最近ラジコ でPCでラジオが聞けます。