金曜日から3日連続で、第3回目(3ヶ月目)の講義が始まった。
とはいっても実はわたしにとっては2回目の講義である。
というのも、先月は、日本行きと重なってしまい、出席できなかったのだ。
今月のテーマは「ABA(応用行動分析)、TEACCH、PECS」という、わたしが最も楽しみに
していた内容である。3つとも、これまで日本語の本で読んで、自分なりに理解していたつもりだが、
それらを実際にどう活用したらよいのか分からなかったので、今回の講義は非常にためになっている。
ABAについて読んだ本はこれ。
みんなの自立支援を目指すやさしい応用行動分析学―「支援ツール」による特別支援教育から福祉、小・中学校通常教育への提案/高畑 庄蔵
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ちなみに、この「ABA(応用行動分析)」は、療育の分野だけでなく、最近ではビジネスの場面でも
使われている。
- 行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論/舞田 竜宣
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この本は、ABAに関する本の中でも、物語形式になっていて特に読みやすかったし、
会社で90名近くのスタッフをまとめている夫にとっても、非常にためになる内容だった(そうだ)。
そして、TEACCH(ティーチ、と読む)について、わたしが読んだ本はこれ。
- 本当のTEACCH―自分が自分であるために (学研のヒューマンケアブックス)/内山 登紀夫
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PECSについて、今のところ日本で簡単に手に入るのはこの本のみ。
- 自閉症児と絵カードでコミュニケーション―PECSとAAC/アンディ ボンディ
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講師は2ヶ月毎に変わり、今月からは、若くてきれいなシンガポール人のお姉さんに
なった。年齢はわたしよりも恐らく若いと思うのだが、それでも特別支援教育の分野
で既に10年の経験があるという。
英語も前回のインド人よりはずっと分かり易い。
(最近はじめた英語の勉強の成果か、それとも単にその先生の英語が分かり易いだけ
なのかは不明…)。
インドネシアで一般的に耳にするものは、上記3つの内、ABAのみで、TEACCHと
PECSに至っては、殆ど知っている人がいない。
そういう意味でも、今回、シンガポールの最先端の特別支援教育事情を知ることができ、
本当に勉強になった。