なるようになる。なるようにしかならない。

なるようになる。なるようにしかならない。

結婚2年目で繋留流産し、1年後に2度目の妊娠でしたが部分胞状奇胎で、2度目の流産。
現在術後の経過観察中です。
これまでの自分に起こったことを記録として残そうと思いました。

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術後から8週目にまた血液検査のために病院へ。


期待していた値は、0.8。。。。。。オシイ! なんとも惜しい。。。。

今日カットオフ値の0.5以下を狙っていたのに。。。(>_<)


でも順調なことは順調だから仕方がないか。。。。


先生とお話をする。


「先日、経過観察中の採卵に関しては、不妊治療自体が先進医療の中で、

さらに胞状奇胎後の採卵に関しては、全くデータがない状況なんです。

でも、理論的には問題がないということで、本院ではホルモン投与などの負担をかけずに

一回一つの卵を採取することは可能と判断しました。

あとは、経過観察中にピルを飲んで数を稼いでおくことももうひとつの案としてはあります」


「でも、ピルは数は稼げても、卵巣の老化を防げるわけではないので、難しい判断ですが、

こちらはどちらでも対応します。ご相談してください」といわれました。


また4週間後に、正常値になったら、どちらを選択するか考えないと。

でも、私の懸念は卵巣の老化だけではない。

子宮内膜症は、今年の3月に手術したときに癒着とかをきれいにしてもらったけれど

生理を繰り返す度にまた再発するものだから、たとえ卵を保管していても

赤ちゃんを育てる環境がまた悪化してしまうのは避けたい。。。。

仕事のことを考えても、出産したい時期っていうのもあるし。。。

難しいなあ。。。他の病院に観ていただくことも考えないといけないかも。。。。

ちょうど術後から5週目に病院に行った。


血中HCGは、3.8

正常値が0.5以下なので、もう少し。


先生もまだあるけれど順調ですねとおっしゃっていました。


前回に、自分でも調べてみると言ってくれていたので妊娠許可までの期間を聞いてみた。

「はい、いちお調べたところ、HCG値が順調ならば半年です。」と。


やっぱりそうよね。。。右ならえよね。。。。

「あの、本院の先生がもう少し短くても大丈夫ということをおっしゃっていた件はどうなりましたか?」


「はい。。。こちらとしては、院内で検討した結果、やはり何かあってはいけないので、半年はあけたいという結論になりました。」


「そうですよね。。。でも、その間採卵するというお話もしていらっしゃいましたが、私も色々素人ながらに調べてみたんですけれど、経過観察中に採卵をしてもいいというようなものが見つからなかったんです。実際に、経過観察中に子宮に針を刺して採卵をしても大丈夫なんでしょうか。。。。。」


「まあ、理論上は問題はないと思うんですけれど。。。。それはまた今度までにやはり検討させて頂いてもいいでしょうか?」


「わかりました。。。。」


うーん、、やはり副院長といってもお若いし、なかなあ経験からのお言葉がいただけない感じだけど、とても誠意をもって接してくださっているので仕方がないかな。。。。


とにかく、HCGの値を正常に戻すことが大切よね、がんばろう!と自分を納得させました。

本院の先生から前向きな状況を頂いて、その一週間後に分院に戻りました。


先生は、カルテを見ながら、「残念でしたね。。。」と言い、

胞状奇胎の一通りの説明をしてくださいました。


「なので、一年は妊娠できないので、その間卵をとるとかして。。。。」

あれ?すぐに再開できるはずでは・・・?

「あの、本院の先生は経過がよければすぐにでも再開できるとおっしゃって頂いたのですが。。

私も色々素人なりに調べたのですが、半年ぐらいが最近は多いみたいなんですけれど。。」


「あ、そうですか。。。。でもいちお教科書通りでいうと一年なんですよ。胞状奇胎は最近とてもめずらしくて。。。。うんぬん」


うーん、なんだか胞状奇胎はむかしお勉強したけれど、最近の傾向はわからない雰囲気。。。。


「わかりました。では、セカンドオピニオンとか良ければ取りたいと思うので、胞状奇胎は○○医大が研究しているようなので、そちらに紹介状を書いて頂くことはできますか。。。?」


「もちろんそういうことならば書きますよ。私も大学時代の師が胞状奇胎を専門に研究していたので、聞いてみますよ。なので、今日は血液検査だけしてもらって、今度いらっしゃるときまでに、私も調べてお話しますので」


知らないなりにも誠意は伝わったので、紹介状は書いてもらわずに、そのままこの日は帰った。


HCG値は、術後2週間で、22.9だった。基準は、5週目で1000以下ならば順調とされているので

かなり順調な感じ。

二回目の手術の結果、取り出した内容物に奇胎はなかったので、経過順調というものでした。


そして、診察をしたら「あら、もう卵が育っていますね。」と。


先生からは、意外な言葉が。


「子宮内はきれいですし、もう卵が育っているので、もうすぐに妊娠再開してもいいんじゃないかと思います」

私はすごく驚いて、「え?でも少なくとも半年とか一年とか駄目なんじゃないですか?」


「でも、高齢ですからねー急がないとねえ」


私は笑ってしまった。

最近どこに行っても歳のことを言われる。


医学的には、本当にもう高齢中の高齢の部類になってしまったと実感した。


でも、あまし期間をおかずに妊娠再開できるのは、とっても嬉しいことだったのですごく元気になりました。


そして、手術をしたのは本院だったので、また会社から近い通いやすい方に戻りたいと伝えたところ、

「あちらは、不妊治療の先生ばかりで胞状奇胎をわかる先生がいないかと思ったんだけど、一人いたよ。院長の奥様で副院長。その先生にカルテを送っておくから、今度は分院にいっても大丈夫」


と言ってくださいました。


なんだかとて上向きな気持ちになって、病院を後にしました。

胞状奇胎と言われて、手術まで3日あったので、色々ネットで調べてみた。


調べてみると珍しい病気みたい。確立は1000分の1ぐらいみたい。。。

昔に比べて、妊娠する絶対数が少なくなってきているので、最近はさらに珍しい病気として扱われているようだ。


いくつかの大学病院が研究をして論文を発表したり、HPで病気の紹介と対処法なども

出ていた。大体治療法などどこも同じようなことが書いてあった。

産婦人科協会から治療方法に関してのガイダンスも出ているから、きっとそれに右ならえしているんだろうな。


この病気は、妊娠しないとならない病気で、絨毛という組織が異常に繁殖してしまう状態らしい。

子宮内容物手術は、見えない中で手探りで掻き出すので、病原体がなくなったかどうかという判断は

血液検査で行う。

胞状奇胎になると、血中(又は尿中)にHCGというホルモンが大量に出るので、それを調べていく。

HCGは、普通に妊娠したときにも出るホルモンなので、この経過観察中に妊娠をしてしまうと

HCG値が高くなったのが、病気のせいなのか、それとも妊娠のせいなのか判断できないため、

しばらくは妊娠は駄目ということらしい。


最近の傾向としては、子宮内除去手術後、5週、8週、12週、と血中のホルモン値をはかっていく。

20週目に基準値(妊娠していない場合の通常の値)まで下がったら順調と判断されるようだ。

でも、たとえ基準値まで下がったとしても、すぐに妊娠再開はできないことが多い。


色々ネットで調べると、妊娠再開の判断は病院によってまちまちで、だいたい1年-2年、

最近は半年というのが多数を占めているよう。

でも、胞状奇胎になった方のブログなどを見てみると、高齢で妊娠を急いでいる場合は

3回生理を見送ったら妊娠許可がでた病院もあるみたい。


うーーん、良くわからない。私にとっては、少しでも早い方が有難いな。。。。

とりあえずこのところをもう少し先生に聞こうかな。。。。


と思いつつ手術台へ。

でも、この手術は、本当に二度とやりたくない。。。。絶望的な気分になる。。。。。

またしばらく気分が落ち込む日々が続いた。