誰か Somebody  宮部みゆき得意げ

こういうテイストの本が大好きです。

内容もだし、全体を通して流れているものもです。

僕の中では、グルーヴとよんでいるのですが、
自分の大好きな映画や本や音楽などにも同じように流れています。

というかこれを感じないとダメです、自分の中で。

この本は、日々、日常のことが流れていきます。日常ってそんなものです。
事件や事故や誰かがやっぱり死ぬなどが起きて、
なんかむりくり盛り上げることが好きではないのです。
その中で必然に起こる事件、事故、死には納得できて次へ進むのです。

その日常の中にどきっとすることが隠れているのです。と思うのです。
そこをひろいあげることに醍醐味があると思うのです。

そこが大好きです。


誰か―Somebody (文春文庫)/宮部 みゆき
¥680
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