ある方のブログを拝見してから
一気にブログを書く気、失せてしまいました。。

応援していたけど、軽蔑しちゃって
もう嫌悪感が半端ない…


この気持ちが晴れた日が来たら、
また書こうと思います。

もうその方のブログは見ません。


何となくボーッと家に着いてしまった。
主人に言わなきゃ…
でも、急に申し訳なさで胸がいっぱいになったのと癌であるという事の現実を受け止められない。
この2週間、ある程度悪いこと言われるんじゃないかと覚悟していたつもりだったけど、全然ダメだ。気持ちがついていけない。

大して大きくもない市の病院。
そう言えば、お尻に指を入れられるとか、膀胱鏡だとか、PETだとか全然言われていないしされてもいない。
胸のレントゲンも要らないって言われた。

何故なんだろう。この病院大丈夫なんだろうか。セカオピして転院してもまた時間がかかるのかな。

腺癌かぁ… わたし長生きするの叶わないんだろうな。

せめて、娘たちが大学出るまでお金がかかるからそれまでは働きたかった。
ううん、娘がお嫁に行くまで。
孫に、「ばあば~!」と呼ばれる日まで。

吐きそうなくらい、目がまわる。

もしもしと声を聞いただけで泣き崩れてしまいそうだったので、主人には電話出来なかった。

わたしは昔から弱い自分を我慢せず見せれる人は、友人でも母親でも主人でもなく

兄だった。

兄に電話する。
もしもしも言えなかった。
いきなり泣いたので、結果は聞かずともわかる兄。
兄は淡々と今まで人に言わなかった亡きお嫁さんの話をしてくれた。

まめに検診を受けていたにも関わらず、
結果はずっと白であったこと。
本人が納得いかずに、病院をコロコロかえて半年に4回もの乳がん検診をしたこと。
白だった結果は3回続き、4回目の大学病院でようやく黒だと言われたこと。

ステージは3に近い2だったけど、顔つきが悪すぎてすぐに全身に転移してしまったこと。

毎日の会話が常に
「なんで私なの…」から始まり、トコトン話を聞いても翌朝には会話がまたリセットされて、2年も同じ会話をしていたこと。

兄も相当辛い日を送ったそう。

「お前が辛いのはわかる。でも、周りも辛い。夜中であろうが何時でもいいから辛かったら俺が話を聞くから頑張って家では明るく過ごせ。」

持つべきものは兄ですね。

あ、お母さんどうしよう?

実は診察室に呼ばれる前に母から電話があった。
まだ呼ばれてないって言って切ったので、このままスルーするわけにもいかない。

兄は、家で倒れられたら困るからまだもう少し検査しないとわからないからと今日は誤魔化して、次回病院行くときに一緒に行かせると言ってきた。

病院なんかで深刻に話を聞かされると
泣いて喚いて倒れちゃうよ…

「家で一人で倒れられるより病院で倒れられる方がいい(笑 」

この時点で夕方になっていた。
とりあえず主人に電話入れて落ち着いてから母には電話するかな。。

主人に電話する。
泣いて声にならなかったけど、頑張って声を発した。

「癌だった…本当にごめんなさい」

なんでお前が謝るんだよ。とりあえずしっかり治せ。まだまだ死んでもらったら困る。治療費いくらかかっても金なんて何とでもなるから気にするな!とにかく帰ったら聞くからそれまで寝とけよ。


少し涙声だったような気がした。


多分私だけじゃない。
癌だとわかると恐怖より、家族に申し訳ない気持ちが半端なく押し寄せてきて、心がすごく痛い。



人は結果がわからないという事が、こんなにも怖いものなんだと本当に思い知らされる2週間でした。

考えれば考えるほど、どんどん悪く考えてしまう、私ってやっぱりネガティヴ(笑


2週間はとにかくとにかく長かったです。


細胞診のHSILって、調べるとみなさんは3aだった、3bだったとクラス分類で書いている方が殆どだったので、べセスダ分類でHSILと告げられた私の結果がHSILの範囲の中のどれに自分が当てはまるのかと悶々としてました。


HSILの範囲は、

① 中等度異形成上皮

② 高度異形成上皮

③上皮内癌


えらく差がありますよね・・・


②と③の違いが重すぎる・・・。


どうかどうか②くらいであってほしいと思いますが、さすがに8年検診せずだからやっぱり悪い予感がします。


そして、細胞診、組織診、最終病理結果でどんどん結果が悪くなるケースが多いこともネットでお勉強してしまいました。


主人が言うように、なったものはしょうがない。

でも、そんなすぐには心は切り替えられません。


そんな中、一人ぽつんと診察室へ入って行きました。



「こんにちは!お腹の痛みはあれからどうですか?」


はい、あちこち痛いです・・・涙


「あれっ?なんでだろう??ちょっと診てみましょうね」


「特に何もないですね、それからこれはポリープの病理結果ですのでお渡ししますね。」


ドキドキ・・・


「ポリープは良性のものでした。ですが、こっち・・・先日の組織ですが、悪い細胞が出てまいりました」




・・・・ 真っ白




「ぷりんさん大丈夫ですか?説明しますね、腺癌が出ています」


え・・

腺癌って怖いほうのやつですよね (涙


「まぁ、そうですね・・・。」


せんせい、私あと2年くらいしか生きれないですか?・・・


「いやいや、あはは、ないない」


笑えない私。


「今後ですが、円錐切除をして切り取れない場合はもう一度やります。あと、それまでにMRIを撮りますので次回2週間後に出来ればご主人と一緒に聞きに来てください」


あの、肺とか撮らないんですか・・・


「お腹だけで」


・・・・



車を運転しながら泣くのをこらえて帰りました。



死刑宣告された気分、まさにそうでした。