私たち女性は、からだもこころも“女性ホルモン”によって左右されやすく特に月経のある期間は1か月の中でも、体温や代謝,筋肉や骨の回復力,脂肪の蓄積量,むくみやすさ,肌の調子,感情の安定・不安定…などあらゆるものに影響を与えます。
月経前や月経中は、体調もイマイチだし…イライラするし…憂鬱に感じている方も多いと思いますが、月経はホルモンバランスが整っていることや、カラダが赤ちゃんを産める状態であることを知らせてくれるものでもあります
期間がバラバラであるとか、量が多すぎる・少なすぎる、月経が来なかったりする方が深刻です。 月経がきちんと来ることは、からだのバロメーターでもあるのです!
私たちのからだとこころに変化をもたらすのが、つの女性ホルモン。
“エストロゲン”と“プロゲステロン”。
エストロゲン(卵胞ホルモン)
脳下垂体からの“卵胞刺激ホルモン”に刺激されて、「卵巣」から分泌されるホルモン。のホルモンともよばれます
コラーゲンの産生を促すため、肌のうるおいやハリを保つだけでなく、丈夫でしなやかな血管・筋肉を作り、骨密度を高め、関節も丈夫になります。また、自律神経を安定させます
プロゲステロン(黄体ホルモン)
水分や脂肪をはじめとした栄養素を蓄積しやすく、基礎体温を上昇させます(+約0.5℃)。プロゲステロンが生理前のむくみや眠気・空腹感・イライラの原因でもあるのですが、妊娠・そして子どもを産んで育てるためには欠かすことのできないホルモンです
※オムロン式美人HPより
女性ホルモンは、月経のある期間は図のように周期的に変化していて、からだやこころにも変化をもたらしています。
体の変化を実感する方も多いかと思いますが、エストロゲンが多く分泌される月経期から卵胞期の体温が低い“低温期”は、気持ちが前向き・気力もある!肌はしっとりつやつや体調も万全!筋肉や骨の回復力も高く、脂肪も燃焼しやすい!なんともうれしい期間なのです
ただ、プロゲステロンが多く分泌される黄体期の体温が高い“高温期”は、イライラしたり、精神的に不安定になったり、肌のトラブル、むくみ、脂肪を蓄積しやすい…プチ不調を感じやすい期間でもあります
ちょっと今回は難しいお話しになってしまいましたが、自分のからだの中でどんなことが起こっているのか、ぜひ知っておいてくださいね