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骨盤矯正とＯ脚矯正とは施術の方法が違うのでしょうか？

ＤＶＤをご購入頂きましたセラピストの先生からのご質問にお答えさせて頂きます。

基本的に、骨盤の歪み、そしてＯ脚を引き起こす原因は次の２つになります。

１、骨盤の前後傾のバランスの崩れ
２、足部のねじれ

人によってその比重は違いますが、これらが互いに絡み合って歪みを増強させます。

ですので、基本的な施術の流れは「同じ」で大丈夫です。

具体的には、

１、骨格を繋いでいる股関節、膝関節、足部の関節の動きをフリーにしてあげる
２、綺麗な骨盤の位置、そしてＯ脚を改善するために必要な筋肉を上手く使えるようにエクササイズをする

ただし産後のように、明らかに骨盤を開いた出産後に生じる骨盤の歪みには、もう１つ大きなカギとなる原因が絡んでくる場合があります。

それは、骨盤周囲にある関節の引っ掛かりです。

具体的には、仙腸関節、腰仙関節などです。

これらの動きが悪くなると、骨盤を閉じるための筋肉を鍛えても、骨盤の関節の引っ掛かりが邪魔をして簡単に閉じれなくなることがあります。

特徴としては、上体を後ろに沿った時の動き幅が極端に小さくなります。

そしてもう一つは股関節の手技をかけても股関節の動く幅にあまり変化がみられません。

こういう場合は、骨盤周囲の関節の動きを改善してあげると、より簡単に骨盤を閉めることができるようになります。

こちらのモニター様は、骨盤の関節を緩める施術1回だけでここまで反れるようになりました。

ちなみに、筋肉には施術を加えていません。

具体的な施術法は、こちらの記事にあります、仙腸関節：上部離開、下方すべりと、腰仙関節：上方すべりになります。

まとめますと・・・

基本的には、骨盤矯正もＯ脚矯正も同じアプローチでＯＫ。

ただし、上体を後ろに沿った時の動き幅が、極端に小さい場合は骨盤の関節を緩める施術を加えた方が早く改善します。

この骨盤周囲の関節を緩めるテクニックと言うのは、骨盤矯正だけでなく、ギックリ腰などの痛みの治療にも、非常に効果的です。

ただ、どんな患者様にも施術を行うと、かえって痛みが悪化する場合があります。

その辺りの、使い分けのポイントについてもセミナーで勉強したいと思っています。

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