今日、プレミアムバンダイの今月分を受け取った。

プレミアムバンダイは通販限定のリデコキットばかりを発売する、極悪商法だ。

キットによってはきちんとベースキットとの違いを再現してくれる物もあるのだが、大概はそのままでは設定と違う部分が多々ある中途半端な製品が多い。


今月はバンダイの決算月のせいか、ラストスパートとばかりに数が多く発売された。

いつもは月2~3点くらいなのだが、今月は6点購入し、支払額が送料を含めて2万円を越えた。月8千円くらいがベストなのだがね。


一般販売のレギュラーアイテムも数が多く、今月購入のキットは(月末の物も含めて)8点あるのだが、純粋な新製品は1個もなく、全てイニシャルコストが安上がりなリデコキットばかりだ。

使い回しの新製品で採算合わせをしなkればならないくらいにプラモが売れないのかと心配になるような数が発売されたのだ。


正直、プレミアムバンダイも限定キットのネタ探しがきついんじゃないかと思えるようなラインアップが今後も続いていくのだ。

またレギュラーアイテムもSEED系のRGのネットでの投げ売りを見ている限り、一時期の勢いは失われていると感じる。個人的にはRGは別に無くなっても構わないと感じているので、その分HGを充実させてくれれば問題はないだろう。


では、今月のプレミアムバンダイの限定キットだ。


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HGバンシィのクリアー版2種



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MGダンバインの色違い2種。ベースキットより500円も値段が上がってしまった。

追加されたエングレービングシールの部品注文の価格が1枚500円だからその分が上乗せということなのだろうが、正直「タダ」じゃなければいらないというレベルのシールだ。

それと「トッド用」「トカマク用」となってはいるが、単純な手抜きの色替えでしかないので、HGキットのように専用のデザイン違いの頭も入ってないし、フィギュアもショウ・ザマのままだ。


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MGトールギスⅡ

これは最初から全部計画してトールギスのMGキットを設計したようで、リデコキットに付き物の余剰パーツがほぼ出ない構成となっている。


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RGゼータガンダム3号機

これはトールギスⅡと真逆の構成。RGゼータ発売からすぐに発表されたにもかかわらず、まるで計画がなかったことを証明した構成だ。色分けを完全に再現するために、Aランナーが2枚、EランナーとIランナーは3枚ずつ色違いで成型されてる。つまり5枚も無駄ランナーが入ってるのだ。そのため箱はトールギスと同じ厚みになっている。正直な話、EランナーとIランナーは1パーツのために1枚まるまる色違いで成型している物まであるのだ。そこまでする必要があるのだろうか。アホの極致ともいえるだろう。

SEED系のディアクティブモードはシールドの色違いを無視しているのに、ゼータでここまでやる理由が理解不能だ。

逆にこんなことをするのなら、もっと他にやるべき仕事があると思う。

色分けにこだわるなら、もっとHGUCで努力すべきだろう。ザクマリナーなどはほとんどシール再現だ。こういったレギュラーアイテムにこそ力を入れるべきだろう。

プレミアムバンダイで扱うのは所詮限定商品だ。継続して販売する物ではない。

継続して販売するレギュラーアイテムにこそ力を入れるべきなのだ。


厳しい言い方だが、レギュラー化されない(しにくい)商品は結局のところ「限定」という言葉で煽らなければ相手にされない商品でしかないのだ。

まあ、トールギスⅡのように、本来ならレギュラーアイテムとして販売するべき商品を「限定キット」として販売数を自分たちで絞ってしまうという理解不能なこともやっているのだ。

どんな感覚・考え方でレギュラーとイレギュラーを決めているのか、理解できんな。



限定キットはいつものごとく、ゲート・オブ・バビロンの肥やしとなるだけなのだが。