《分厚い壁を破るのは至難の技》
いかがお過ごしですか?
「美しい在り方」エグゼクティブプロデューサー冨田真由美です。
いつもお読みいただき、心から感謝申し上げます。
深い癒しにより、本来の自分に出会うことができるようになります。
本来の素直で愛に溢れる心の周りには、これまでの人生を生き抜くため、自分自身を守るために、その度に自分で作り上げてきた壁が何層にもおり重なり、込み入って、絡み合って、少々のことではビクともしない防壁が作られています。
その厚さは人により様々です。
わかりやすいのが、自分のことを聞かれた時にすらすらと答えが出てくるかどうかです。
何をすればいいのか、どう心を整え、具体的にどのような行動をしていくのがいいのか。
傾聴を行う際にある程度の見立てをして質問をしていきますが、自分の心のどの深さでどんなことを感じているのか、言葉に詰まるクライアントの方が数人いらっしゃいました(こういう方は意外と多いかもしれません)。
「どんなことをしたいのか」「何をしたいのか」という、その人の「want to ~」を聞くと、出てこない。
通常は、「どこどこへ行きたい」「~を買いたい」「~をしたい』と、それこそ色々と溢れるように出てくる人もいれば、このように全くと言っていいように「want to ~」を言えない人がいます。
理由は様々ですが、その中でも大きな原因が自分を抑圧してきたことによる自由意思の喪失であるように思います。
決められた仕事など、自分の意思に関わることなくただ組織や仲間たちのことを考えた行動はとることができても、いざ自分が何をしたいのか、一番は「何をしてもいいよ」と聞かれることがとても苦手。逆に、「嫌いなことは?」と聞くと、色々と出てくる。差は大きい。
自分を押し殺してきたから。
傷つかないように、大事に大事にそっと奥の方へと押しやって、分厚い壁を作り上げてしまった。そして、本当の自分の気持ちがわからないところまで来てしまった。
それは誰にも責められない。
生きるためだったのだから。
押しやられた「それ(本来の自分)」は、本当は明るい光が見たくて、出たくて出たくてたまらないんだけど、外側の誰か(自分)が硬い壁を築き上げてしまったから、ちょっとやそっとじゃ出られない。
どうにかこうにか必死にサインを送るのだけれども、外の自分は「それ」をあまりにも奥深くへ大事にしまいこみすぎて、いつのまにかその存在さえも忘れてしまい一向に気づかない。
周りの誰かや物事の力を借りて、それでも閉じ込められた「それ」は、壁を取り払って欲しいとサインを送り続ける。
外の自分はそれをサインだと思わずに日常をやり過ごす。
しかしある日、なぜ何度も同じことが起きるのだろうと流石に不信になる。
そしてようやく気づく。
おかしい…、と。
よくない物事が続けて起きたり、同じような失敗や、苦しみが繰り返し起きるのはどうしてかと。
それが「気づき」です。
本来の自分を閉じ込めていたことにつながっていくファーストステップです。
そこから、4つのステップをたどり、深い癒しから覚醒へとつながって行きます。
本来の自分(覚醒)とつながると、どんどんポジティブな言葉が湧いてくるようになり、やりたいことも明確になってきます。何より心が穏やかになる。
「want to ~」が言えない人には、「気づき」を含め全部で5つのステップを、自然に無理なくたどっていただいています。
ご本人はそのステップを気にすることなく、いつのまにか深い自分とつながっている。途中負荷を感じることがあっても、自然に乗り越えてしまったような感覚。
そこが私の強みです。
深い癒しをもたらし、本来の自分とつながってもらうこと。
中には、その壁を壊さないで欲しいという様子の方もいらっしゃいます。その時は、その人が自ら壊したいと思える時までそっとしておきます。
他を回転させていくと、自然に壊していたりすることもある。
本当に人それぞれ。
同じことはない。
その人に合わせた、その人だけのオートクチュールのメニューで、たどり着きたい目標・目的へ向かってサポートさせていただいております。
そこから新たな自分との、優しくて愛に溢れた時間が始まって行きます。
人生の本来目指すべきところに向かって。