私は別に花王不買運動には興味がないし、
仙石の時も徳島の商品不買運動には反対した。
今またロート製薬も槍玉にあがっているらしいが、
韓流押しＣＭをやったからといって、企業全体を
否定する気など毛頭ない。
私が昭和６０年代～平成初期に付き合いのあった
花王の社長やロートの副社長は
皇室尊崇の思いを持った立派な方達だった。
しかし、現在の経営陣の経営戦略、経営手腕は
やはりマイナス評価せざるを得ない。
花王株式会社の経営陣は
当時の丸田芳郎元社長を見習ってほしい。
これは、平成元年に丸田社長から
送っていただいた本だ。
金治勇さんが書かれた『昭和天皇のご仁徳』という本だ。
この本の見開きには「謹呈 花王株式会社」の
箋が貼りつけられてある。
以下、丸田社長のお手紙を紹介する。
金治勇先生が『今上陛下のご仁徳』という立派な書を
著されましたのは昭和６３年３月でした。
この書を拝読して、かねてより、
昭和天皇のご仁徳にうたれ
お慕い申しあげておりました私は、
改めて心底より強い感動をおぼえました。
その感動は、日本人なら誰しも、また、
世界の大勢の人々も、共感するところが多いと思い、
そのご精神を一人でも多くの方にお伝えし、
昭和天皇の真のお姿をご理解いただきたいと考えまして、
崩御のあと、ご関係者のご諒解を得ましたうえ、
金治先生にお願いして必要な加筆を賜り、
改訂日本語版、英語版、ドイツ語版、スペイン語版を
刊行することにいたしました。
発行にあたり、ささやかではございますが、
平素のご愛顧におこたえして謹呈させていただきます。
ご多用の毎日とはお察しいたしますが、
なにとぞ、ご高覧賜りまして、
今は亡き昭和天皇のご事績の真実に接していただきたく、
犬馬の労をとりました私からも
伏してお願い申し上げる次第です。
なお、ご高覧のうえ、本書の送呈方ご推薦いただける方が
おられましたら、ご一報くだされば、
早速貴台までお届け申し上げますので、
ご遠慮なくお申しつけいただきたいと存じます。
ご清日を心からお祈り申し上げます。
平成元年５月
花王株式会社
社長 丸田芳郎
花王株式会社の経営陣は目先の金儲けのために
韓流ＣＭで消費者の反感を買ったことを深く反省し、
丸田社長のように、多くの人に
昭和天皇のご聖徳を知ってもらうために
社会貢献をされた高貴な精神を
取り戻していただきたい。
花王やロート製薬だけではない。
日本の経済界全体が見失ってしまっている
日本精神を今こそ取り戻してほしい。
それが出来なければ日本の財界は
近い将来、中国にしてやられるのは見えている。