震災から1週間以上が経ちました。

改めまして
被災者の方またご家族には心から哀悼の意を表します。

ご家族に避難中の方、震源に近い方など
ご心痛の方も多いかと存じます。東北に限らず、都内でも
不安な夜を過ごしておられる方も多そうです。

義援金レベルのことしか出来ていない状況が
ふがいないですが、命があることに感謝して
前向きに日々を過ごしていければと思っています。


多くの情報がメーリングリストを通じて流れてきます。
悲観論、楽観論あります。

データ分析の”いろは”から今の状況に対応するならば

   不確定な状況であえばあるほど
   主観を排し、冷静に「ファクト」に目を向けよ

となるかと思います。


福島は、地震ではなく津波でバックアップ電源が
利かなくなったことが、事故の原因だと理解しています。

事実では、2007年から「津波がきたらマズイ」と指摘されながら
東電は無視し続けたそうです。
となると、これは人災と言ってよいと私は思います。

原子力は専門的な領域ですから、正しいファクトは何かを
掴むこと自体も難しいのだと感じます。
ならば、まずやるべきは
国内外問わずトップクラスの研究者・技術者を集めて
対策チームを早急に結成し、タスク化するのも一案だったでしょう。

何時までに、誰が何をやるのか、を明確にして
皆に希望を持たせる

(・・・企業経営と同じですね)

IAEAからもサポートのオファーがあったそうですが、
大気は地球上で共有しているのですから
国内問題にとどまらないと考えて、海外からの支援に素直に
   ありがとう。
   万が一にも、迷惑がかからないよう、精一杯尽力する。
   そして、恩は忘れない。
と、発信するのが大人の対応であったような気もしますね。

他国の震災の時にはそれなりの支援をしてきたのですから。

福島が人災であるならば、災害を起こした人に全面的に
任せておくのではなく、シビアに考えて早めに
日立・東芝の設計者、海外の原発の設計者、研究者
様々なベストチームを結成するのがワイズディシジョン
というのが、今の直感的な印象です。

外部リソース活用は、民主党政権は苦手のようですが
人命がかかっているのですから、四の五の言ってる場合か?
と思う次第です。

私のところに集まった情報源は別途まとめて
皆さんにお知らせしたいと思ってます。


冷静に、しかし明快な判断をしたい、と私は考えます。