君の声が聞こえる9 | 嵐は宝物。相葉雅紀さんは特別な存在。そして、なにわ男子道枝くんを愛でるブログ

嵐は宝物。相葉雅紀さんは特別な存在。そして、なにわ男子道枝くんを愛でるブログ

マトリョーシカこと、マトちゃんです。

嵐相葉雅紀さん、なにわ男子道枝駿介くんが大好きです。

櫻葉erを卒業いたしましたが、櫻葉腐小説は残してあります。
嵐は宝物。









買い物を終えて、再び俺のアパートへ。

パックの白飯を温め、

砂抜きしてあるシジミで、味噌汁を。

レバーとニラを、さっと炒め、

だし巻き卵をクルクルしてる。


わっ、わっ、と驚いている間に

どんどん出来上がっていった。

なんか手伝わなきゃ、って思うけど、

やる事なくて…。

っていうか、

「このネギは、味噌汁に浮かべるの?」

と、気が効くふりして聞いてみたら、


「それは、ニラだけどねぇ〜」

あひゃひゃ〜と笑われる。

“じゃあ、翔ちゃんは、テーブル拭いて、お箸と小皿を用意して下さぁい”

なんて、可愛く言われたから、

俺はご機嫌で、布巾を持った。


そして、雅紀に言われるがままに、

出来上がったおかずの皿を、運ぶ。


最後に出来上がったのは、

キャベツ?


「雅紀、これ何だ?」

「くふふ〜。
翔ちゃん、好きそうだな〜って思って。
キャベツを一口大に切って、ごま油と塩こんぶを和えてみましたー!」

「わーい!好き好き!
こう言う、お通しみたいなツマミ」

「でしょー?」

雅紀が、お日様に向かって咲くたんぽぽみたいに、パァーッと微笑む。

それだけで、胸がキュンキュンするんだけどぉ。


「でも、俺の好きそうな、ってよく分かったな。初めて一緒にご飯食べるのにさ」

「……え?」

急に、俺のたんぽぽが萎れてしまう。


「いやっ、嬉しいんだって事!俺の事、考えて、作ってくれたんだろ?って、言いたいの!」

「そ、そうだよ!」

ニコニコ、笑う。


“もう〜翔ちゃんの事考えて作ったら、

こう言うメニューになったんだって!”


食べよ、食べよ。



雅紀の機嫌が直って、良かった…。

もう、雅紀の萎んだ顔なんか、見てらんねぇし。

そう、幸せを噛みしめながら、

口いっぱいに、頬ばった。




つづく