けまる日記

けまる日記

2013年流産後、3月に臨床的侵入奇胎と診断、抗がん剤治療開始。最終的にセカンドオピニオンで間質部妊娠と診断後経過観察へ。

2015年3月待望の妊娠!

愛くるしい息子は6歳でアスペルガー&ADHDと診断。

試行錯誤しながら小学校生活を送っています。

Amebaでブログを始めよう!

「次は主治医との話し合いを書きます!」

と書いてから随分時間がたってしまいました…


某C大にセカンドオピニオン(セカンド診察?)に

行ってからのことを簡単にまとめます。


***


7月下旬

C大の診察結果報告を待ち

再び主治医の元へ

追加投薬の相談へ


間質部妊娠の可能性が高い

という診断結果に

主治医も

『なるほど…確かに。』

といった感じでした。


その主治医の反応に

判断できないものだったの!?とその時は

ちょっとイラッとしましたが

C大の先生の言葉を思い出し

心を落ち着かせました。

(「かなり稀な異常妊娠だし

当時の映像を見ても侵入奇胎を

疑わざるを得なかったかも」

というもの)


C大の先生は診察結果を

とても詳しく主治医に報告してくれたようで

「ここまで詳しく書いていただいて

 非常にありがたい」と主治医が言っていました。


追加投薬に関しては

今回は「様子を見る」。

以後、”経過観察”としましょう、と。


通常、絨毛性疾患ではない場合は

大体半年ぐらい間をあけて

生理が順調にくるようになったら

妊活OKだそうですが

万が一「絨毛性疾患であった」とした場合

再発する可能性は

半年-1年の間に出てくることが多いそうで

その間は避妊をするそうです。


わたしの場合は診断や治療の経緯が

絨毛性疾患としてきたこともあるので

主治医としては安全をとるなら

1年経過観察後、妊活かなぁ…と。


わたしもそのほうがいいのかなと

思ってはいるけれど

一方で早く妊活したいとも思っていて…

まずは半年。

経過観察しながら考えたいと思います。




そんなこんなで

7月上旬に塊が排出されてから

あれよあれよという間に今に至り

わたしの投薬治療生活も

終わりをつげました。


いやーーーーーーーー

つらかった…

副作用、本当につらかった…

今はあの吐き気と脱毛から

逃れられた!という喜びが大きいです。



先日(8/12)、経過観察になって

1ヶ月後の検診がありましたが

hcgも無事陰性化のまま。


その2日後に

半年ぶり?の生理と思われるものが

やってきました。

久々の出血のドキドキしましたが

これも無事に終わり

基礎体温とにらめっこの日々。

(治療後、ちゃんと排卵してくれるのかが

とっても気になるので…)


そして9/13(ほぼ正しい周期)で

2回目の生理もやってきました。

若干高温期が短め…という感じがしますが

半年間の間に通常になるように

祈りながら過ごしていきます。



あ、髪の毛もだいぶ生えてきましたよ!

かなり薄くなっていた分け目と後頭部に

今、ヒヨコぐらいの毛が生えてます。

抜けずに残っている部分は

ボブが肩につくくらいになりました。


投薬の影響か、抜けなかった髪の毛も

かなりチリチリになってしまったし

全体量もとても少ないです。

全部生え揃うまでにはまだまだ

時間がかかりそうで

ウィッグ生活は今後も続きます。


オット殿は私のウィッグ姿が

とても気に入ってるらしく

『髪の毛生えても

 たまにウィッグかぶったら?』

というぐらいです笑


ちょっと複雑ですけどね笑



今後は普通のブログもたまにはさみつつ

経過観察のことをつづっていこうと思います!!!





7/17(水)

行ってきました、某C大学病院。

しかし…遠いなー!

駅からはバスじゃないと行けない距離だし

通院する人は大変だ…


今回はセカンドオピニオン目的だけれど

書類上だけではなく

超音波などで診察をしてもらった上での

ご意見をいただきたかったので

セカンドオピニオン外来ではなく

あえて新患で伺いました。


新患は朝8:30~受付開始。

9時頃到着してみると

すでに人、人、人…

正面には『本日の予約人数 2,714人』

とか書いてある。

はんぱないねー!

さすが大学病院だねー!!


受付をすませて

途中お昼ご飯時間をはさんで

待つこと5時間ぐらいで呼ばれました。


診察室の中には

まさに教授!っていう風貌の人が座っていて

教授のまわりに先生たちがズラリと4人。

その周りに看護婦さんが2人ぐらい。

おぉ、この感じドラマとかで見る~と

ベタな感想をもちながら診察台へ。


わたしの主治医のいる病院では

機械をいれる時や、何かをするときには

必ず「今から機械いれますよ~」とか

説明してくれるのだけれど

ここの病院では何も言われずに

医者同士が会話をしながら

(もちろんわたしの症状について)

診察がおこなわれる感じで

何をされるのか、どうなっているのか

なんだかとても不安でした…


内診が終わった後も

あーじゃないこーじゃないと

教授が言うのに対して

他の先生方は意見をするというより

ほほーぅ、なるほど~~みたいな。


主治医がくわし~く書いてくれた紹介状も

部分部分しか見てないのか

HCGの経過について書いてないじゃないかと

文句っぽいことも言われ…

「いやいや、別紙でちゃんとありますがな!」

と何回クチをはさもうと思ったことか…

とてもそんな雰囲気じゃなかったのでやめましたが。


このまま診察が終わったらどうしよう

と不安に思っていたら

教授からひとこと

”後ほど、この病気の専門医から

 詳しくお話がありますから~”

と言われて、ホッ。

この”専門医”というのが産婦人科医の友人の

もともとの先生(大学の講師)の方でした。


友人が私の話をしていてくれたので

スムーズに話に入ることができたので感謝感謝。



前置きが長くなりましたが

結果的にいうと、C大の見解は

『間質部妊娠の可能性が大』でした。


間質部妊娠~~?

なんじゃそりゃ~~??


初めて聞きました。

詳しく聞いて見るとどうやら

妊娠した際に着床した場所が通常ではない

異常妊娠(子宮外妊娠に入るらしい)のひとつで

これまた珍しい症例のようです。


あとでネットで調べてみたら

子宮外妊娠が全妊娠の1~2%で

間質部妊娠はその中のさらに1%ぐらいとか…

ワオッ。


私の場合は流産手術後のhcgの値が低めなことや

(絨毛製疾患ならもっと高いのが典型だとか)

流産後の病理検査結果が胞状奇胎ではないことから

正常の初期流産から侵入奇胎になるのは

ほんっと~~~~~~~~~~に

稀なケースのようなので

この「間質部妊娠」というの可能性が

高いということでした。



なにそれ、最初からわからないもんなの!?

と思いましたが

C大の先生に聞いたところ

正直、わたしの症例はMRIなどの画像検査を見ても

今までのhcgの動きを見ても

非常にわかりにくく、判断に苦しむ症例であると

僕も思いますとおっしゃってました。

確かに絨毛性疾患のスコアにあてはめたら

『臨床的侵入奇胎』という診断になるのかもなぁとも…。


間質部妊娠の場合

子宮の一部を切除することが多いので、

結果的な話ではあるけれど

抗がん剤治療をして今回腫瘤が自然排出し

子宮も丸々残せたのは幸運であったのでは?と…。


ふぅ~~ん…

完全に納得はいかないけれど

とにかくなんにしたって珍しい症例ということだ。

抗がん剤治療は無駄ではなかったということなら

まぁいいかと思うことにしました。

実際、臨床的侵入奇胎かもしれないという疑問は

子宮を取り出してみないとわからないわけだし。



では肝心の投薬については?という点では

C大の意見は

『追加投薬はせず、hcgの経過観察』でした。


これには正直ホッとしました~

もう投薬しなくていいんだと思ったら

涙が出てきそうになりましたT T


今日の診察の見解を

できるだけ詳しく書いて主治医の元に

送ってくださるということだったので

その到着を待って今後のことを

主治医と話し合うことにしました!



は~~~~~~

さて、次は主治医との話し合いについて書きます!

7/16の火曜日。

この日も事前血液検査でhcgはゼロ!

ふぅ…良かった。


そして腫瘤の病理検査結果が出ました。

頭を悩ませる結果になったよ~~~


腫瘤の一部は壊死していたので

そこ以外の部分を調べたところ

侵入奇胎のような組織は検出されなかったそう…


また、腫瘤がポロリと塊で排出される感じも

侵入奇胎には珍しいらしく

(侵入奇胎は徐々に排出されたり

体内に吸収されたりすることが多いとのこと)

先生の見解では胎盤ポリープよりみたい。



私の身体はどうなってるんだ~??



病院の先生たちも

安心のために追加投薬した方が良いのでは?

という先生より

もう投薬しなくてもいいんじゃない?

という先生の方が若干だけれど多いって言われました。


医局部長のご意見は?と聞いたら

『主治医の裁量によることろ』と言ってるそうで。

患者からしたらなんだそりゃ~~

なんですけども; ;



では、肝心の主治医はどちら派なのか?ですが

かなり迷ってる感じで

私に決めて欲しそうでした…



ん~~~~~~

頼りないっ



病理検査の結果によっては

この日からダメ押し投薬予定でしたが

この結果になり迷いに迷いに

迷いまくっていたところ

そういえば、白血球はどうかな?とふと思い

聞いてみました。


そしたら主治医。

『あ、白血球少ないから今日は投薬できないや』



私が聞く前に気づいておくれやすー!!!



でも、これはチャンス!とばかりに

投薬できない日を利用して

別の病院に行ってみることにしました。


主治医にも、追加投薬の件は

別の病院で意見を聞いてから判断したいと伝えて

紹介状と画像データのCDRを準備してもらいました。


できればセカンドオピニオン外来ではなくて

内診をしてほしいので、絨毛性疾患の研究で有名な

C大に受診予約の電話をダメ元でしてみたら

翌日診てもらえることにー!!!



ここの先生は

産婦人科医のお友達の先生(講師)でもあるので

診てもらえることになって良かった。


これはやっぱり神様が

「自分の納得いく道を進みなさい」

といってくれてるんだな、と思いました。



そんなこんなで

いってきました、C大学医学部付属病院!

そのことは次のBLOGに書きますですっ