http://ameblo.jp/tao-news/entry-12219160892.html
今年(2016年)の6月、「黎明」著者の葦原瑞穂さんと仕事の打合せをしていた時のことです。
「計画は順調に進んでいるようで、どうやら、いよいよアストラル・レヴェル(幽界)が、必要な領域以外ほとんど残っていないようですね…」
と言われたのです。
これは、霊能力を持つ葦原さんの数名の知人の共通見解に加え、ご自身の周囲の現象や感覚から得たことだといいます。
『黎明』上巻の一章を割いて解説されている波動領域のひとつ、「アストラル・レヴェル」が、ほとんど残っていない……
私はこの言葉を聞いた時、いったいそれが何を意味するのかがよくわかりませんでした。
そして、様々な話を深めていく中で、この出来事の意味が、大いなる背後の計画の視点と、日常の現象レベルでの視点、2つの側面で見えてきました。
まず、順調に進んでいるという、大いなる背後の計画の視点という側面を知る上で、次の『黎明』の引用が参考になります。
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現在の地球人類に関してすでに六回のアセンション(魂が物質レヴェルを卒業して、新しい表現世界に移ること)に失敗していることや、その原因が地球圏には当初は存在していなかった幽界の存在にあること等を踏まえた上で、その対応策として、
ある程度の準備期間を置いた後に全地球の浄化を徹底的に行い、幽界の不調和な波動領域を消滅させながら、直接地上に光を降ろせるような通路を確保して、徐々に地球の表現領域の移行に持ち込むと言う段取りが、大筋の計画としてほぼ決定されています。
(「黎明」葦原瑞穂著・上巻P244引用/改行、赤字は田久保)
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仮に、葦原さんの言われたように、今、「アストラル・レヴェル」がほとんど残っていない、ということが真実とするならば、上記の引用文は『黎明』初版が発行された1998年には記されていたことなので、少なくともこの20年近くの年月の間に計画は大いに進み、
更にこの数年の間には、指数関数的な勢いで幽界の浄化が急速に進行して、実際にその大いなる背後の計画通りに事が進んでいる、と言う事になります。
つまり、アセンションの妨げの要因ともなる幽界の浄化が急加速度的に進み、地球が無事にアセンションを成就させるための準備が確実に進んでいる、という望ましい状況が整えられてきているのだと言えるでしょう。
そして、もう一つの側面である、日常の現象レベルの視点で「アストラル・レヴェルがほとんど残っていない」と言う事を捉えると、「私達の不調和な想念が即座に物質面に現象化してくる」という事を意味します。
これは、個人レベルから、組織団体、社会、国レベルに於いて、一昔前の時代には、ある程度の時間をかけて現象化していた様々な不調和な現象が、今では次々と加速度的に明るみに出ている昨今の情勢からも、伺い知ることができます。
アストラル・レヴェルが幅広く形成されていた時は、私達人間の発する不調和な想念は、アストラル・レヴェルの一部(幽界)に蓄積され、そのネガティブ想念はある程度、幽界に滞在された後、時間差で、物質面に波動を降ろして現象化(浄化)されていきます。
この不調和なネガティブエネルギーが、幽界という波動領域に滞在している間に、ポジティブな想念によって浄化されていけば、非常に小さいエネルギーのみが物質面へ現象化するため、そこから必要な学びを得る余裕が生まれると同時に、不必要な混乱も少なく済みます。
しかし、その不調和な想念を滞在させておくことのできる波動領域(アストラル・レヴェル)が激減しているという事は、それらが滞在するための猶予がほとんど残されていない、と言う事なのです。
不安、心配、恐怖、恨み、憎しみ、怒り等々の不調和な想念は、強い分離感から発生しますが、そこから生まれた不調和な想念が、波動領域に蓄積される間も無く、すぐに跳ね返って現象化(カルマの法則)されるため、
その不調和な現象によって、更に意識の波動が粗くなって分離感を強化し、新たな不調和な想念を発し、またそれが現象化されるという悪循環を引き寄せます。
大いなる背後の計画から見れば、アセンションを成就させるために望ましい浄化であるアストラル・レヴェル(幽界)の減少は、私達人間の視点から見れば、個々の想念の在り方を問う「最後通告」とも捉えられるのです。
では、このような現状に、私達はどう対処していけばいいのでしょうか。
私は、今こそ、私達ひとりひとりがより一層、自分の発している想念に注意深くなり、不調和な想念に気づいたら修正する、という地道な努力が必要だと捉えています。
実は、この「自分の想念に注意深くあり、その事に客観的に気づいている」という状態とは『瞑想』の本質的な意味でもあります。
つまり、私たちは今、日常生活の中で「瞑想状態」である事が、大きく求められているのです。