続・センチメンタルロージー

続・センチメンタルロージー

MARYのボーカル&ベースのブログ。まったり再開

Amebaでブログを始めよう!

ハロー!
マリコです。

ブログだけを見てくれているひとがもしいたら、お久しぶりです。
元気かな?

昨日のEVERY.LIVE配信で、今まであまり話したことがなかったことに気づいて。
再燃中のマイブーム・本の話でもしてみましょう。


こちら

私の好きな小説家、
クラーク・アシュトン・スミス(1893-1961) 

短編集“アトランティスの呪い”



小さい頃から、本を読むのは好きなのです。

小説、マンガ、図鑑、伝記、
近所のお姉ちゃんたちからもらった本が
実家にいっぱいあったから。
そこに本があれば読む子だった。


スミスの小説と出会ったのは、公文の教室で。
小学生か中学生の時かな?

普通の塾とは違って、自由な教室だったと思う。
公文の教材を解いててもいいし、宿題をしててもいいし、
本を読んでいても、お喋りしててもOK!

その教室の隅にある本棚に、無造作にこの本がありました。


表紙がミステリアスで、面白そうで!
ディズニーしかり、アラビアンナイトしかり、
中東のような異国情緒あふれる雰囲気や衣装は
なんだかワクワクするね。



この本の1番最初に収録されている短編が、これ。

『死神の都』

この話の登場人物たちが、表紙の絵になっているわけです。




公文の教室で読んだり、先生から借りて家で読んだり。
たいていは自分の家のベッドで、壁にもたれて体育座りで読んでたな。


アニメとかが好きな人になら、
クトゥルフ神話の元ネタ周辺の話と言えば
雰囲気が伝わりやすい気がする。


地球最後の大陸、赤い砂丘、死の神殿、そこに仕える神官たち。
異世界冒険譚っていうのかな。

少し薄暗い空気の中で主人公たちは、色々がんばるわけです。
怖いといってもスプラッターな感じではなく、焦りとか逼迫感。
ついつい、こわいものみたさで読み進めてしまうんだ。



ちょっと話は変わるけど、
スミスさんはアメリカの作家さんですが、
日本で児童向けに出版された本はこれ1冊だけだと思う。
珍しい本に最初に出会ったわけですね。



もうちょっと大きくなった頃、この人の他の本も探して揃えたよ。
しょうがないんだけど、当時ですでに全部の本が絶版。

ネット検索でもあまり情報がなくて、(作者名を略称でしか知らなくてね)
地道に古本屋に通うわけです。
それっぽいジャンルの本が置いてそうなところを。
いま思えばよく見つけたよね。

いろんな入手経路を経て、
この人の本は今も全部、うちの本棚に揃ってるよ。




解釈という概念に目を向けたのも、この人の小説がきっかけ。

同じ話でも、翻訳する人によってずいぶんイメージが変わるんだなぁと。
小さな違いだと、英単語の読ませ方が違ったり。
大きな違いだと、洋風の世界観が和風になってたり。(これは本気で驚いた)


ついでに、
翻訳発売された年代によってもまたちょっと雰囲気が違って。
同じ日本語なんだけど、時代の空気感みたいなものが反映されてるというか。
言葉って移り変わるものなんだなぁ。


好きな翻訳家さんを探す感じって、音楽で言うと、好きな編曲家(アレンジャー)を探す感じに近い気がするね。




さて、特に誰ともシェアすることなく存在してた趣味ですが、これはこれからもこんな感じで良い気がする。

それにしても私は。
日常と違う世界に飛び込むのが好きなのは、小さい頃から変わってないみたい。

MARY マリコのB面、Other Sideかな。
皆さんにも、こういう人生のB面があるのでは?