そして、


マロンちゃん@車イスの近況ですが、


相変わらず学校にもトイレにも行けず、


車イスの運転技術ばかりがお見事に上達し、


バックなんかもえっらい器用になって、


こったら幼いうちに、


もう縦列駐車の要領つかんでんぞ、


なんて感心しているところです。


彼女はきっと、


パリでも運転できる。



で、


心配かけっぱで、


ご報告遅れてすみません。


マロンは、


オペをしないで済みましたーーーーー。




自然治癒、



ギブスはめて、



どんだけゆっくり時間がかかっても、


身体が自身が、


私が私を治す、


と決心するその意志を信じ、


尊重し、


ただ待つ、


という選択肢を与えてもらえました。


ありがたい。


そして、


なんて素晴らしい機会なのでしょう。



ただ、


信じて待つ。


ただただ、


尊重して、


待つ。



この怪我という体験を通して、


マロン自身はもちろん、


ライオンも、


あたしもマニュちんも、


多くのことを学んで、


感謝して、


感動しています。


ライオンは、


マロンと分かち合っていた


『家事のお手伝い』


について、


今一身に担当してくれてて、


時々、


イライラときーーーーーーーって怒ってるけど、


暇なマロンが、


構って欲しさに、つい生意気なことをライオンに言って、


彼を怒らせて、


彼は真っ赤になってしゃーーーーーーーって怒ってるけど、


『身体の具合の悪いひと、


怪我をしているひと、


心の調子が優れないひと、


みんなで守らないといけない新しい命を宿しているひと、


は、


とんな状況でも、


君がどんだけイライラしたとて、


全てにおいて、


プリオリテ(最優先)』



と、語りかけ続けていたら、


受け入れてくれて、


きーーーーーってなりつつも、


我慢してて、



『君の我慢を、ママもパパも、マロンも、


ちゃんと見てるよ


どうもありがとう



マロンが健常者に戻った暁には、


どうぞたんまり、


今度は君がみんなに甘えておくんなまし』


と伝えると、


満足そうに、


うん


っていう。


そんなふうに、


ライオンも、


成長する機会を満喫中。




それでいい。


それでいいんだ。



そしてマロンだけど、


今週の金曜日にまたマニュちんが病院に連れて行って、


レントゲンの結果次第で、


車イスを卒業できるかも、


って段階に入りました。


車イスを卒業したら、


今度は松葉杖。


晴れて松葉杖に昇格したらば、


学校へ、


ついに戻るのだよ。


あぁ、



なんてありがたい、


そうなったら、


本当に嬉しい。


基本、


マニュのママが着てくれてて、


あたしも、


帰ったら、


ご飯ができてる(ってゆーか、みんなもう食べ終わってる、


もしくはもうみんな寝てる)


ので、


なんか体力的に楽ちんだー。


マニュママ、


ありがとう。


ありがとう。


ありがとう。



そして、


マロンちゃん、


だいぶ学校へ行ってないので、


お勉強はどうなんじゃい、


ってよく聞かれるけど、


ちょこっとくらいは遅れるかも知れないけど、


毎日ライオンがマロンのクラスへ行って、


授業のノートや、


宿題を持って帰ってきてくれて、


お友達も、


ちょこちょこ来るたびに、


自分のノートを持ってきて教えてくれたり、


さらには、


けっこうな頻度で、


バラおばちゃんがきてくれては、


マロンにお勉強を教えてくれてる。


バラおばちゃんはなんと、


ガーデニングのプロみたいなひとだけど、


本業はずっと、


小学校の先生だったのだよ。


なので、


さすがだよ。


一回あたしがいた時に来てくれたから


ようすをちょっと離れたところで見ていたけど、


上手いわーーーーーーー。


まろんがアホなこと答えても、


ちゃぁんと辛抱強く、


優しく教えてくれて、


フランス語の勉強なんて、


あたしにもためになったなー。


マニュちんが教えると、


彼はすぐどかーんって怒るし、


まろんも甘えがあるせいか、


すぐふにゃからふにゃからするし、


いいコンビではないんだけど、


バラおばちゃんは、


すごく助かる・・・・。



あーりーがーーーとーーーーー。




マロンの骨の、


治る、


という決心は、


みんなみんなに、


支えられてるよー。




あーりーがーとーーーーーーーー。



そしてなじこは、


まろんと一緒に居間にマットレスを敷いて、


こにょこにょお喋りしながら


時々吹き出したし、


おかし過ぎてにゃはにゃは笑ったら、


上からマニュちんが、


うるさーーーい!!!


って怒るんだけど、


それでもめげずに、


ふざけてくすくす笑いながら


いつの間にか眠ってるあの感じが好き。


自分とおかーさんみたいって思って、


懐かしく、


愛しい。


そう言えばさっき、


お友達、とは言えないけど、


お互いに知ってる学校のおかーさんから、


ふいに電話をもらった。


お見舞いの電話だった。


電話番号を、


電話帳でわざわざ調べてくれた電話だった。


マロンが怪我をしたらしいと自分の子供に聞いてから、


ずっとお見舞いを言いたかったんだけど、


そんな電話を急にもらっても、


お邪魔なだけかも知れないと、うろうろ迷ってるうちに、


こんなに時間が経ってしまいました、


と彼女は言い、


自分の子供達がそんな大怪我をしたら、


どうだろう、と思うと、


本当に本当に、


家族みんなの心を察します、


一日も早く元気になってくれますように、


と続けた。



なじこは、


いいな=====って思った。


正直で、


まっすぐで、


優しくて、


勇気があって、



いいな======って思った。


素朴で。


全然飾ってなくって。



優しい気持ちを、


伝えるのは、


素晴らしいことだ。


ありがたくて、


涙がこみ上げた。


丁寧にお礼を言って電話を切って、



あぁ、


あたしも誰かに優しくしたい、


って、


思いました。


ありがとう、


ありがとう。


感謝をこめて

なじこ