エレベーターを降りると冷房がかなりかかっていて、肌寒く感じました。
自分の手術が行われる部屋に入ると真っ先に目に入ったのがベッド。
その時驚いたのがベッドの幅の狭さでした。
自分は細身な方なのですが、それでも真っ直ぐになって横たわらないとベッドがはみ出てしまいそうなぐらい狭かったです。
仰向けになると、体のあちこちに心電図の器具を取り付けられました。
自分の脈の音が機械を通じて聞こえ、物凄い速さでなっていたので
それがかえって可笑しく、少し笑ってしまったのを覚えていますw
私 「やばい。緊張してるw」
看護婦「緊張するよねぇ。大丈夫だから安心してねぇ。」
麻酔師「今から眠たくなる薬を入れますね。すぐ眠たくなると思いますよ。」
点滴を通じて冷たい液が体の中に入ってきたのを感じ、(あぁ。麻酔をかけてるのか)と思いました。
本当に寝れるのかと思いながら天井の電気を見ていると、何だか視界がボーっと真っ白になっていき
・・・
気づいたら「起きてください。終わりましたよ」の声が遠くの方から聞こえてきました。
「起きてください。」
「起きてください。」
「この人、なかなか起きないねぇ」
やばい。起きないと!と思い、目をゆっくり開けると看護師さんが笑顔で迎えてくれました。
この時、一瞬息が出来ない!と思いましたが、手術中は喉の奥まで酸素を送り込む管を通してあるのをネットで知っていたため、その情報のおかげで落ち着いて呼吸をする事ができました。
「ゆっくり呼吸してくださいね。そろそろ自分で呼吸できるかな?では管を取りますね。」
ちょっとだけ、おえってなりました。ほんのちょっとね。
そのままベッドに横たわりながら、部屋に戻ります。母が待っていました。
母は手術中に自分の腫瘍を実際に見せにきたと話していました。
その時「ピンク色の腫瘍です。良性でしょうね。」と聞いたとの事です。
私「カメ・・ラ。とっとい・・て。きろくに・・のこすから・・」
母「こんな状態でも相変わらずやね。」
寝たり起きたり。半覚醒の状態での会話でした
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