お約束ですので、昨日9月22日に行われた内藤証券の中国株セミナーの内容についてご報告します。
第1部「中国株の投資戦略について」
講師:内藤証券 田代尚機 中国部長
<内容>
①人民元切り上げ後の中国株
・ なぜ人民元を切り上げなければならないのか。
・ 実際切り上げによって変化のあった銘柄は何か。
・ 今後の投資戦略
②非流通株流通化改革
約1時間の講演でしたが、①の人民元切り上げの政治的、経済的背景の話が約45分、参考銘柄の紹介が10分で、②はほとんど触れられませんでした。
長期トレンドとして元高が進むであろう(期待も込めて)ということで、その恩恵を受ける銘柄として以下を紹介されていらっしゃいました。
南方航空(1055)、国際航空(0753)、中国石化(0386)、大唐国際発電(0991)、ホープフル・ハイウェー(0737)、中国移動(0941)、平安保険(2318)
<感想>講師の田代さんという方は理系の有名国立大大学院を卒業後、大手証券会社の中国駐在事務所のトップだった方だそうです。経歴から理路整然とたんたんと説明される方かと思いましたが、かなり熱く語られる方でした。一番知りたい銘柄紹介にもっと時間を割いてほしかったという気持ちはあるのですが、親しみの持てる語り口で、好感を持ちました。中国移動のチャートを示しながら「惜しい事しましたねぇ・・・」って。(笑)
第2部「有望銘柄を探る」
講師:内藤証券 許薇 アナリスト
<内容>
①香港ディズニーランド関連
9月12日の香港ディズニーランドの開園により巨大な経済効果が見込まれる。
雇用創出は開園後、18,000人。 開業後40年間で1,500億HK$(2.3兆円)の経済効果と推定。
<紹介銘柄>ササ・インターナショナル(0178)、富豪酒店(0078)、地鉄公司(0066)
② マカオのカジノ産業の発展
規制緩和→観光市場の成長→カジノ産業の発展
欧米スタイルの大規模な新しいタイプのカジノの開業により周辺地域からの集客力が急上昇。
<紹介銘柄>メルコ・インターナショナル(0200)、信徳集団(0242)、マカオ・サクセス(0487)
マカオ関連については長期的な投資スタンスで望んだ方が良い。
<感想>
なるほど。富豪酒店(リーガル・ホテル)には興味を持ちました。マカオにカジノ付きホテルを建設する件でアメリカのカジノ運営会社との交渉が決裂(?)して株価は最近、下げているそうです。投資は自己責任でお願いいたします。(笑)
<全体の感想>
約120人の方が参加されていましたが、男性が多かったです。年齢構成は20~30代が10%、40~50代が60%、60代~が30%くらいではないでしょうか。松井証券の時より現役世代が多いように思いました。
大手町の日経新聞社のホールを借りて、社員の方も随分といらっしゃいましたが大丈夫かな。資料の中には口座開設資料も入っていなかった。あまり商売、商売していないスタンスには好感は持てるのですが、会社の営業としてはどうなのかな。またまた余計なお世話です。(笑)
では、良い週末をお過ごし下さい。再見。