心に響く音～「終わりのない空」秦基博

ムギュッです。

今回はまた曲の紹介（に見せかけて言いたいことをいう）です。

終わりのない空

歌　秦基博

この曲は映画「聖の青春」の主題歌です。この映画は難病を患いながらも将棋のプロ棋士として最期まで戦った村山先生の壮絶な生涯を描いた作品で、将棋ファンなら大体みんな知ってると思います。

2016年の映画だけど Youtube に予告編があります。

後ろで流れている曲が「終わりのない空」です。

この映画は見に行きたかったんだけど多分映画館に並んだあたりで泣いちゃうと思って見にいけませんでした。ただ、映画はドキュメンタリーなので、史実通りなら内容は全部知っています。映画に登場する羽生先生との最後の対局はリアルタイムでテレビで見ていたし、映画の前にも棋譜を並べて全部覚えたほどです。主演の松山ケンイチさんと羽生先生役の東出昌大さんもプロ棋士に解説を受けながら棋譜を覚えて撮影に挑んだそうですね。

村山聖という棋士は羽生先生と同世代の棋士で当時のの最強棋士の一人でした。５歳の時にネフローゼという難病に冒され、入院生活の中で将棋に出会います。施設の友達が次々に亡くなっていく中、将棋の名人位を獲ることを目指します。施設の中で村山先生がどのように夢を見つけたのか、それを叶えるためにどう行動したのかといったことを知ると人間が生きる上で何が大切かを教えられます。

ヒカルの碁を見た人はイメージわかると思うけど、将棋も囲碁と同じくプロ棋士になるというのはかなり困難な事です。年間にたった数名の狭き門を考えると東大に行くのがどれだけ簡単かよくわかります。まして村山先生のようにトップ棋士まで上り詰めるのは至難です。朝から晩まで極度のストレスを強いられる将棋の対局は村山先生にとってはまさに命を削る戦いだったと思います。

　映画『聖の青春』（http://satoshi-movie.jp/）

　　「作品紹介」　⇒　「村山聖29年の生涯」参照

村山先生の人生は多くのテレビ番組でも取り上げられたので、ネットで動画を探せばいくらでも見つかると思います。「終わりのない空」はそのまま聴いても名曲だけど、村山先生のことを知ってから聞くと歌詞に込められた思いを知る事ができます。

原作はこちら。買ってくれると僕も６円もらえます。