病院を出てそのまま手続のため役所へ行った。
死産届を提出し、火葬許可書をもらって予約をし、病院に連絡。。。
悲しみを忘れるほどすごく事務的。
この日はおばあちゃんちで晩御飯をご馳走になり、早めに寝た。
次の日。
火葬の1時間前に病院に赤ちゃんをお迎えに行った。
看護士さんが来て、
「あの~、お棺に蓋をさせてもらっていいですか?」
旦那「顔は見れないですか?」
看護士さん「あの・・・」
と言いにくそうにうなずく。
ちゃんときれいにでてこなかったんだとわかった。
私「大丈夫です。蓋して下さい」
しばらくすると白い布に包まれた小さな棺を持って看護士さんが来た。
「印のある方が頭ですので、火葬場の方に言ってくださいね。」
うっすらとマジックで書かれた印が布の上から見えた。
車で火葬場に向う途中、涙が溢れて止まらなかった。
今、膝の上に抱えているこの子ともうすぐお別れだなと思うと。
午前10時の予約だった。
火葬場には私の父と母も来た。
大きな花束と小さな花束。
母は私に小さい方の花束を渡し、父は係りの人に「これも一緒に」と言って
何かを渡した。
それは前の日に子供たちが折った鶴と私たち家族4人の写真だった。
天国へいっても寂しくないように。
花束も棺の上に乗せた。
旦那と父がお経をあげてくれてお焼香をした。
私はさっきから涙が止まらない。
最後のお別れ、棺を見送る。
必死で手を合わせた。
「どうか天国で幸せに生きれますように。」
帰りの車の中、思いっきり泣いた。
泣くのはこれで最後にしよう。
子供たちが待ってる。