それはかつてあった
母から生まれ
育てられ
家庭や学校で学び自分が出来ていく
やりたかったこと
できなかったこと
好きだったこと
キライだったこと
ことを重ね
自分を創っていく
輪廻をちょっとだけ信じる自分がいる
前の自分はどんなことを重ねて生きたんだろう
どんな死に方をしたんだろう
そして10年後の自分
20年後の自分
30年後の自分
40年後の自分
50年後の自分
60年後の自分
70年後の自分?はもう死んでいるのだろうか
大事な人たちの10年後
20年後
30年後
40年後
50年後
60年後
70年後
80年後
90年後
100年後・・・
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それはかつてあった
17人の出演者が「自分は~~だ」「自分は~~だった」と自分を語っていく
それは目の前に居る人の「人生」が「コトバ」になったもの
舞台の演出のひとつに、17人の「人生」がいっぺんに同時にテレビのノイズのように語られる場面があったけれど、受け止めきれないほどの「人の人生」が会場を飛び回っているようだった。
「あなたは?」とずっと問われているようだった。
生きること、死ぬこと、生物としてあたりまえで逃れられない死までの時間。
あたりまえなのに、ぼやっとした命の感覚。
それをしっかりと意識させられた舞台。
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客席がステージだったり、出演者がお客の中から現れたり、急勾配の客席を使った表現、地域の人たちが出演するということも・・・、未知への好奇心で見に行ったのだけど、すごい舞台だった。
地域とアーティストとの共同制作舞台「それはかつてあった」
http://geibun.info/syusai2013/index3-2.html