ADHD長男の笑顔は地球を救う!!

ADHD長男の笑顔は地球を救う!!

3児の母です
いつも笑顔全開のADHD長男
生意気定型児次男、絶賛成長中の末娘
運動神経抜群パパの5人家族です

いつも笑顔全開で楽しいことばかり考えているマイペースADHD長男


生意気だけど、何でも自分で出来るしっかり者次男


可愛い盛りのイヤイヤ期の末娘


悩むこともあるけど、長男の笑顔に救われる毎日


この笑顔はきっといつか地球を救う!

Amebaでブログを始めよう!

長男の学校では宿題がプリント1~2枚と自主学習が多いです。
自主学習では好きなものを勉強して良いことになっています。
うちはチャレンジをやって提出したり、その日学校の授業で遅れたものをやったりします。
長男は特性として板書をすることが苦手なので、授業中に板書が終わっていなかったり
教科書の問題が終わっていなかったり、プリントが終わっていなかったりするので、
それを自主学習として学習し自主学習ノートに貼って提出したりすることがあります。

ある日の自主学習ノートに貼ったプリントに対して先生がコメントを書きました。

『朝の支度がもっと早く終わればプリントももっと早く終わるね』

これに対し今までの先生だったら私に対してのけん制だろうと思っていたところだけど、
今回の担任の先生は長男への愛を感じるので、提出したプリントの後ろに手紙を書いて
再度提出することにしました。


毎回先生に手紙を書くととても緊張します。
先生も人間だから気分を害していないかなとか、面倒な生徒と親だなと思われて
ほっておこうって思われないかなとか、でも伝えたいことはちゃんと伝えたいしとか
色々考えてしまい、結果、手紙を書かずに終わったりするんだけれど、 
今回は勇気を出して書いてみました。

■先生へ
いつもご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
「時間を意識して行動する」ことも苦手なようで、幼い頃からの課題です。
家でも時間を意識させるよう、今後も努力していきます。
周りを見て行動できるよう、練習していきます。
お手数をおかけして申し訳ございません。
これでも3年生になってから、宿題に取り組むことや、字を書くこと、時間割をそろえることなど、
だいぶ早くできるようになってきました。
先生のおかげです。本当にありがとうございます。でもまだまだ足りていないことも分かっています。
家でもできる限り成長できるよう努力いたします、お手数をおかけして申し訳ありません。
いつも丁寧なご指導いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。


と書きました。
私としては、これでも、長男はいろんなことができるようになってきたから、これからも見守ってほしいし。
出来ないわけじゃいから、ちょっと声をかけてもらえただけで、できることもたくさんあるって知ってほしい。
前の担任のように、どうせ出来ないからって声もかけず放置しないでほしい。
成長を促すように気にかけてもらいたいって気持ちがありました。
もちろん、先生が全部やれってわけじゃなくて、家でも努力しますよ。って気持ちを伝えたかった。


そして、週明けに返事のお手紙がノート1ページにびっしりと小さな文字で書いてあったことと、
いつも先生はペンで返事を書くのに今回は鉛筆だったことにとても好印象でした。
きっとお言葉を選んで消しゴムで消しながらどうしたら伝わるのかなとか
先生も考えてくれたのかなと感じるような手紙でした。

■先生からの返事
『お手紙ありがとうございました。長男くんとママの2人脚はもちろんですが、
ご家族の皆さんのコツコツと積み上げた努力が今の長男君を育ててきたものと私は思います。
私はほんのほんの少しだけ1組の応援団長をさせて頂いているだけです。
いつも側にいらっしゃるお母さんが早くできるようになった!!宿題に取り組むようになった!!
字を書くことも時間割を揃えることも、たくさんのできるがわかるなんて素晴らしいことだと思います!!
迷惑だなんて思いません。お手数でもありません。
長男君の笑顔が見られるのですから、学校でも努力させていただきます。
長男君の笑顔がたくさん見られるように、悩んだ時は先輩の先生方に相談をしてアイデアを頂いています。
お母さんも頑張るのはお母さんだけでなく一緒にコツコツやりませんか?
私もわからないことがたくさんありますのでお母さんに教えていただきたいです。
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。』

読み終わった時はグッと来てしまった。

今まで先生と呼ばれる人には謝ってばっかりでした。
1年生の時の先生は『長男くんはこんなにできないんですよ。こんなこともできないんですよ。
お母さん知ってました?私はちゃんと指導しています。でも、長男君はやらないんですよ』

ということばかり、この先生との出会いがまた私を負の世界に追い詰めた。

 


2年生の時の先生は『ちゃんと見てますから大丈夫です』の一点張りであまり細かいことは教えてもらえませんでした。
だから先生からの指摘もなかったけど成長した部分もよく分からないままふわっと終わったように感じています。

他には近所のママさんに長男が話しかけると、相手の人が『何こいつ?』と嫌そうな顔をしたり、
不思議そうな顔をしたり、迷惑そうな顔をしているのを見ると、長男の話を遮ってまでその場を離れることもありました。

長男の、コミュニケーションの拙さや、 発音の不明瞭さもあって、長男が話しかけると、めんどくさそうにしたり、
何度も何度も嫌な感じで聞き返したり、中には長男の話を遮ってまで『何歳?』て聞いてきたり、
すごく大げさに迷惑ですよとアピールしてきたり、そんな大人を見てると、どんどんどんどん私は萎縮していた。

でも、 私はいつも心の中で『誰よりもうちの長男が一番可愛い子、誰よりも一番うちの長男が優しいし、
うちの子は頭もいいし、好奇心も豊かでとってもいい子なんだ』
と叫びたかった。
でも、できなかったし、できる環境でもなかった。
そもそも、そんな勇気もなかった。

私の気持ちはどんどんどんどんネガティブになってしまった。
結局は長男の話を終わる方向にさせてその場から離れることが多かった。

でも本当はちゃんと話を聞いてくれないその大人達の方が最低だって叫びたかった。
私はあなたの子供の話もきちんと聞いてあげたし、あなたの子供と遊んであげたり、やさしくした。
なのに、なんでうちの子は迷惑そうにされたり、意地悪過ぎに『何言いたいのか分かんない』
なんて言われなきゃいけないんだろうていつも苦しかった。

うちのパパやじいちゃんばあちゃん以外で長男の成長を一緒に喜んでくれる人が欲しかった。
でも先生の手紙を読んだ時に一緒に喜んでくれるような気がした。

『迷惑だなんて思いません。お手数でもありません。』
この言葉にどれだけ救われたことか。肩身の狭い気持ちが少し軽くなった気がした。
あー。私はこう言われたかったんだなって気づいた。

先生とはネガティブの話だけじゃなくてポジティブな話も一緒にできるんじゃないかなって思えて、 
すごくすごく救われた。

この後、またお返事の手紙も書いたら、今度は電話がかかってきた。
電話の内容はポジティブなことばかりだった。


学校で、色んな事が出来るようになったこと、たくさん友達がいること。
お友達にたくさん囲まれてるからきっと大丈夫。いつでも電話してきてくださいね。
お母さんと一緒に長男くんの話たくさんしたいし、何かあったらいろんなこと教えてくださいねって。
あとは、板書がちょっと疲れちゃうみたいだから、算数の時間に、問題を解く力があるのに、問題をうつすだけで
力尽きちゃって、解く時間を作れないから、次からは板書をさせることに力を入れず、問題とかは先生が書いてもいいですか?って
言ってくれて。もちろんです。お手数おかけしてすみませんって言ったら、
私はそのくらいしか出来ないけど、でも、その代わり、長男君にはバリバリ問題解いてもらっちゃおうと思って!!
と明るく私の申し訳ないって気持ちを吹っ飛ばしてくれちゃうところが、また大好きっ!
神ですか?完全に神ですね!!

先生は、このブログを読んでもらってるわけじゃないけど、改めて先生にお礼を言いたい気持ちでいっぱい。
先生、 本当に本当にありがとうございます!!
このまま6年生まで担任してもらいたいぐらいの気持ちです!!

発達障害の子を育てるお母さんは、孤独になりがちって書いてある記事を読んだことがあります。
発達の特性がみんな人それぞれだから全く同じっていう状況の子があまりいないこともあって、
なかなか周りの理解も得られないし、同じ発達障害の中までも十人十色のため全部を受け止めてもらえるって事が
あまりないっていう記事を見たことがある。

本当にそうだなーって思って、家族以外の人が寄り添ってくれるっていう事がこんなに大きなことだってことに
びっくりしたし、今現在学校の先生とうまくいってないお母さんたちもたくさんいるし、
そんなママたちには分かってくれる先生に会えるといいねってエールを送りたいし、
今先生という職業を選んだ人たちには、寄り添って欲しいって思ってるお母さんが山ほどいるって事が
一人でも多く伝わるといいなと改めて思いました。