11日～18日まで遡ってギリシャ・トルコ旅行記継続中です

今日はお昼からきもの学の2日目でしたっ

今日は「きものの歴史」と題して華頂短期大学の先生が講義をしゃはりました。

現代のきものの直接のルーツとなったと考えられる小袖についてなど、とても興味深い内容でしたよ～

「小袖」は平安時代、貴族階級にとっては下着であり、庶民にとっては普段着であったもの。

それが時代が進むと共に町民だけでなく、武家にも公家にも受け入れられ…

1660～70年代にかけての肩から右にかけて流れる柄が特徴の「寛文小袖」などが生まれました。

現存する寛文小袖の写真資料が美し過ぎて…何処かに詳しく解説してくれてる文献があれば良いんですがっ

その後、あまりに華美な装飾に幕府が規制を行った為、今までの繍箔・刺繍・鹿の子などとは違う新しい技法が生み出されます。

それが友禅染め

友禅染めが誕生してから、今まで特に町人風武家風の違いが無かった小袖の紋様にかなり変化が生まれます。

この辺りの着物の写真も素敵なものばかりで…図説が欲しいと何度思ったことか。

町人風は全体的に華やかな色彩の友禅メイン。

武家風は御所解などの細やかな柄と刺繍メイン。

公家風は折り枝の花々が絶妙に配置されつつ…多分刺繍メイン？

どれも捨てがたい

三者三様、現代の振袖や着物の意匠に通じるところがありそうですね～

特に町人風は振袖の意匠に良く見られるタイプかなぁ、と思いました。

きもの学の後はお茶のお稽古に行きました

うちのお寺さんで月に一度お稽古していますが、まだ全くの初心者です

お寺さんの井戸の上に咲いていたノウゼンカズラ

「凌霄花」と漢字で書くとかなり格好いい

これは今季二度目の花だそう。

一度目より花の色が薄くなったとか…

本日のお花とお軸、そして香合。

香合がホオズキです

ホオズキも漢字で書くと「鬼灯」で随分格好いい名前…

講義を3時間受けて、お茶のお稽古に行った後で写真を撮ったので既に着付けがグダグダですが…

今日の着物は撫松庵の百合柄の絽セオαですが透けるので多分今季最後

下駄も撫松庵のベージュラメ鼻緒×渋茶の台の下駄にしましたが、写真に写ってませんでした～(^▽^;)

上の写真では折角の素敵な柄が飛んでるのでアップで

かなり大胆な山百合の柄が私の好みド真ん中です(*ﾟｰﾟ*)

こうやって見ると髪形もかなりグサグサしてるなぁ…

普段と気分を変えて、ゴムを一本も使わずヘアピンだけで纏め上げてみました。

って、良く見たらヘアピン飛び出してるし（笑。）

きものの歴史とお茶のお稽古