④ うつ病になる前のicca~直前の状態~
うつ病と診断されて、
会社を休職する前、
「そぉーいえば、こんな状態だったなぁ・・・」と
思い返すことがあります。
『首に謎の激痛』
ある日突然、
首の後ろあたりが急激に傷み始めました。
それは、釘をゴツンゴツンとさされてるような
鈍くてでも鋭い痛み><;
今思い出しても
冷や汗が出ます。
その痛みのせいで中々寝付けなかったり、
食事もほしくなくなったり、
もちろん仕事中も気が散って集中できたもんじゃありません。
首の後ろで耳にも近いし、
何かあったら怖いから病院に行きました。
というか、痛さに耐え切れなくて
すがる気持ちで病院に言ったんです。
最初に行った「耳鼻科」では、
「なんてことない」
が診断結果でした・・・。
むしろ、先生は鼻で笑いながら、
「このくらいで病院にこられても困るよ~」
と冗談めかして
言われてしまいました。
普段の私なら
うまく冗談として受け止めて
切り返せたのかもしれませんが、
すでに痛みによるストレスで
いっぱいいっぱいのところに
この言葉だったので、
さすがにココロ折れちゃいました。
診察が終わって、支払いを待ってる間に
なんと泣いてしまったんです。
自分でも泣くことはないだろうと思ったけど、
我慢できなくてポロポロと泣いていました。
その後は、神経科にかかり
『後頭部神経痛』という診断をくだして頂きました。
一変してその先生は本当に優しく、
丁寧に診断結果を説明してくれて安心できました。
でも
「原因はわからない。きっとストレスだとは思うけど。
あれだったら、心療内科も紹介できますよ。」
と言われました。
今でこそ通っている『心療内科』ですが、
当時はその名前すら知らず、
『精神科』みたいなとこです、って教えてもらい、
そんな、自分には縁のないところなんでいいです
と断っていました。
『ミスの連発』
休職する前のことです。
この頃私は、
簡単でありえないようなミスを
ちょくちょくしでかしていました。
一番自分でビックリしたのは、
新ブランドの試作品サンプルを
ロッカールームに落としていたこと。
試作品といえば、極秘も極秘!
社外はもちろん、
部署外の人にも秘密の超極秘な情報でした。
それを、
パートのおばちゃんとか誰でも入れる
ロッカールームに落としてしまったんです!
普段なら絶対そんなことしないのに・・・
自分でも信じられなくて、
「先輩、これ、落ちてました・・・」
と告げにきた後輩の持つ試作品を見て
サァーっと血の気が引いていくのが
わかったのを覚えています。
『涙もろくなる』
もともと良く泣くほうではありましたが、
この頃は本当にちょっとしたことで
涙が発動していました。
それも、
別に悲しくない場面で
よく泣いていたんです。
仕事が立て込んでしいて
お昼休憩が取れずにいる私に、
同僚が優しく声をかけてくれました。
「icca、お昼言ってないよね?大丈夫?」
それだけで・・・
なぜか、涙がとまらなくなってしまったんです。
他の人から見たら、ビックリしてしまいますよね。
でもこれが私でした。
今になってうつの本を読んだりするので、
後になって分かったことですが、
これらは典型的なうつ病の初期症状でした。^^;
「あー!あの時知っていれば!」とかいう後悔よりも、
「あー!だからね!」っていう納得&スッキリの方が
私には大きかったです。
自分でも何で???
って思ってたことが、
スーって解消されたんですから。
にしても、変な病気ですね^^;