ただ、ゴロゴロ。
毎日うだるように暑い夏休みの日々。彼はなんにもしてません。
夏休みの課題はおろか、祖父母の家から持ってきたゲームさえも。ただゴロゴロとトドのように転がる毎日です。友達と遊ぶなんて夢のまた夢です。
前回書いたように、毎日のスケジュールを決めていはいるのですが、それも積極的にこなそうとしません。怒るとイライラするので私たちも半分ほったらかしにしています。
「学校へ行って勉強する」と言っていた頃が嘘のようです。特別支援教室の担任の先生には改めてお会いして、課題をパスしてもらうようお願いしなきゃ。ああ。
課題をハナからやろうとしない生徒なんて、全学年で君くらいだよ。先生たちは納得してくれるのだろうか?
なんだかなぁ。もっと時間を有効に、とか、夏は遊ばないと損、なんて、こいつには関係ないんだろうなぁ。
ただ読書だけは恐ろしいスピードで進んでいます。私が三日掛けて読む本を、こいつは一日で読んだりします。
これでいいんだろうか。そう思いながら、トド状態に目をやりつつ、ため息をつく毎日です。