次男の大学卒業が決まりました。

 

長かった~あせる

4年で卒業できるところを、一年休学、一年半留年……

6年半かかりました。

 

その間の授業料や下宿代、生活費……長男も遠方の大学だったので、湯水のようにお金が流れていきましたえーん

とにかく大学は卒業できることになり、ほっと胸を撫でおろしております。

 

 

次男の教育は悩むことが多かった。

小学校は長期に欠席することはなかったものの、中学、高校からは不登校を繰り返し、わたしにとってつらい6年間でした。

 

中学の修学旅行、参加するつもりで荷物を用意し、当日制服を着て玄関まで行ったのですが、それ以上進むことはできませんでした。

行きたい気持ちはたくさんあったと思います。けれど不安に打ち勝つことができなかった。
辛そうな息子の表情を見て、息子がかわいそうでかわいそうで、涙を止めることがなかなかできませんでした。
後日個人懇談のために学校へ行った時、廊下に掲示されていたたくさんの修学旅行の写真やレポートを見て、胸が痛みました。
一生の思い出になるはずの修学旅行、楽しそうな同級生たちの中に、息子の姿があってほしかった。

今思い返しても、もう二度とあんな思いはしたくない。

 

 

不登校の理由はいろいろあるようで、今でもはっきりとはわかりません。

外的要因と、息子の性格もあるのだろうと思います。

 

ただ友達には恵まれました。

学校を休んでいても、家に遊びに来てくれたり、映画や遊園地、カラオケに誘ってくれたり。

本当に有難かったです。

 

でも何よりも息子を学校に向かわせてくれたのは、演劇との出会いでした。

演劇部があったからこそ、今の息子がいます。顧問の先生にもお世話になりました。

 

 

息子は今は俳優志望

定職に就かずアルバイトをしながら俳優をやっていきたいと言っています。

親としてはまだまだ心配は尽きませんが、中学や高校の時のような不安はありません。

もう大人ですし見守るしかないと思っています。

 

 

息子の不登校はとても辛かったけど、そのことがあったからこそ、親の私も成長できました。

この体験がなかったら、人の痛みのわからない傲慢な人間になっていたかもしれない。

息子のおかげですニコニコ