「ちゃんとしなさい!」
と言われたことはあるだろうか?
何も、怒られている必要は無いのだが、その「ちゃんと」という言葉の意味があまりにもぼんやりしているので、ちょっと考えてみました。
そもそも、「ちゃんと」というワードが出るときってのは、
◯ちゃんとしなさい
◯ちゃんとしてて偉いね
という感じに二極性がある。
それは、判断基準より上か下かによるからだと推測される。
しかし、その判断基準とは一体何なのか?
「自分はちゃんとしている」と自負できるほど頑張っていたとしても、「ちゃんとしろ」と言われることだってある。
しかし、その「ちゃんとしろ」と言った人を見て、「お前こそちゃんとしてないじゃないか」と思う事だってある。
逆に、後輩がちゃんとしていなかったとしても、「まぁお前は若いからな」と思う事だってあるハズだ。
となると、その「ちゃんと」というのは、「無意識的に相手に求めているレベル」という事ではないだろうか?
自分に発する「ちゃんと」の場合は、「自分が自分に期待しているレベル」とも言えると思う。
ということは、誰かに「ちゃんとしろ」と言ったり言われたりすることは、「私の期待を裏切らないで」的な意味合いを持った言葉を浴びたり浴びせられていることになる。
ただ、「私はあなたに◯◯であってほしいです」という考えや気持ちを、
「ちゃんとしろ」
という乏しい語彙力で伝えようとしているのだとしたら、自分の期待を伝えようとする努力を怠っているのではないだろうか?。
「相手の期待に応えたい」というアンテナを張っていれば察することができるかもしれないけど。
ちゃんとするのは難しいね。