教え子が期末テストの時期に入ってしまったので
今日は「授業」もなく、
雨なので乗馬クラブにも行かずに、
一日、本など読んで過ごしました。

久しぶりに浅田次郎の『勝負の極意』など読み返して
たとえば次のような一節一節に
ふと胸に手を当てて考え込んだりしてました。

「半年ほど負け続けて、このクスブリが本格的なものであると
気付いた私は、ピタリと馬券を買うのをやめた。場を見ること
に専念したのである。だから、全盛期のシンボリルドルフの
馬券は見たことも触ったこともない。しかし、この間、金銭
から離れて本当に強い馬を観察することができたのは、その後
の大きな収穫につながった」

「バクチで食っているプロはおしなべて金銭の認識力がある。
『2-6の100万』なんて平然と呟いても、その100万を
ワイド金融債で運用すればいくら儲かるか、中期国債ファンド
を買えばいくらになるか、ちゃんと知っている。そうした経済
感覚こそが、馬券のうまい下手よりも、相馬眼の確かさよりも
まずもってプロの資質なのである」

「投資金額はマチマチだが、勝負の場を離れて彼らと語り合い
ながら一様に感じることは、カネに対する執念である。勝って
いるヤツほどセコイ。競馬の社会的罪悪性をくつがえすことが
できる唯一の方法は、競馬に勝つことである。そして『勝つ』と
いう信念がなければ必ず負ける。勝負とはそういうものだ」

なんて、人の書いた文章なんぞをこうして引き写してるのは
やっぱり調子が悪い証拠かな?

今日は午後から久しぶりに妻と二人で街に買い物に出て、
家に帰ってからは夕方までうたた寝。
目が覚めると、冷たい雨が降っていました。

とにかく日付が変わらないうちにと思って
少し不本意ですが、今夜もエントリーしておきます。

寝続けて 夕べとなりぬ 秋の雨  (原 石鼎)

目が冴えてしまったので今から皆さんのブログを巡回します☆