髪の毛を抜き始め、1年が経つとき
両側頭部の髪の毛がほとんどなくなってた。


私が学校に行っている間に
母がベットの横に落ちてる髪の毛の束を見付ける。

私が学校から帰って来ると
母は仕事でいないけど、
テーブルの上におやつが用意されてる。
その横に
ティッシュペーパーの上に黒い髪の毛の束。


弟に見つからないように
早く帰って、ゴミ箱に捨てる。


そんな日々が続き、
ある時、髪の毛を抜いてるところを
母に見られ、とくかく怒られた。

そして
「普通の人間は、自分の髪の毛は抜かないの!!!」
「どっかおかしいんじゃない???」





その数日後、
母に連れられ、初めて精神科に行きました。

名前を呼ばれ、診察室に母と入り
先生「どうされました?」
母 「娘なんですけど、自分で髪の毛を抜いてしまうんです」
先生「は?(笑)なんでそんな事するの?はははははははは(笑)」
母 「私も聞いたけど、何にも言わなくて」
私 「・・・」



病院ってなんて残酷なんだろう・・・って
小学校5年生の私は、怖かった記憶しか残ってない。





髪の毛を可愛くアレンジするのが大好きで
毎朝自分で髪の毛を結んで登校してた。
だから、本当は抜きたくなんてないのに。
どうして抜くのか?それがわかってたら苦労しないよ。。。































わかってもらおうなんて

甘かった。。。



精神異常者はみんな気持ち悪い。

お前はデブで気持ち悪い。


仕方ない、
その通りだ!!!





自分の事なんて
誰にも話さないのに

ちょっと変えてみようなんて
バカだったなぁ~~~
母だって、人間。

そりゃ完璧じゃないのは知ってる。

それなのに、こんな私を育ててくれた事には本当に感謝してる。
父にも。


産んだ時には希望に溢れてたんだろうな。
月日が経つにつれ、現実が見えてきて、
「こんな子なら産まなきゃよかった」が
母の無意識の口癖。

本当にごめん。


だから、
「早く出てって」
「親子だって思われたくない」って
その希望は叶える。
そう思って家を出ました。


お父さんのお母さんも辛かったと思う。
だけど、私も辛かった。

ずっと居場所がなかった。
いつも怖かった。



家を出て8年。。。
私の居場所はまだみつからないけど、
お母さんから離れて良かったって思ってた。


みんな仲良くやってると思ってた。


また私のことで
お父さんとお母さんがケンカしてるなんて。

「貴方がこうなってしまったのは、お母さんのせいだと、お父さんに言われました。
消えてなくなりたいです。」

って。




帰ったら、またいっぱい傷つく。
もう怖くて、怖くてダメだけど、、、

自分がどうなるかわからないけど
自分の気持ちを無くして、
「お母さんは悪くないよ」って会いに行ったらいいのかな?


お父さんとお母さんと弟には
幸せに暮らしてもらいたい。

だから、そのためにそれが必要なら
頑張らなきゃダメだよね?!


できるかな?

できるよね。