おしらせ
さくらのセッションは、現行メニューは今月いっぱいで一旦終了することにしました
9月のご予約は受け付けておりますので、気になる方は、今のうちにぜひ
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話題作「君の名は。」を観てきました
正直言うとさくら、映画館でお金を払って観たいと思う日本映画は、ドラえもんかジブリ作品くらい
しかしあまりにもいろんな人(さくらの好きな人たち)が「良かった」と言っているので、すごく気になっていて、
とはいえなにやら世の中に流されて観に行く気がして不本意感も拭えず(→so Aries)、まあ今日はレディースデイだからもし気に入らなくっても痛手は少ないし・・・等々、いろいろ予防線を張りながら観てきたのですが、
そうか、世の中的にはこういうのが受けるのか~~~
という、世間ずれした人ならではの感想とともに、
すごく美しいファンタジーだけど、やっぱり現実や時の流れを動かすのも、人と人を結ぶのも、「思い」の力とその強さなんだなあ。。。
と、素直に感動しました
さくら的には、山間部の小さな町の町長選挙での現職町長と建設業界のつながりの深さ(公共事業頼みの経済)や、自然は美しいけど人のつながりが濃すぎてうっとおしい地方ならではのしがらみなど、設定のリアリティに感心したり、
主人公が記憶を思い出して描く風景が、実際の写真よりもリアルに記憶に結びつくというのは、映像や写真で見る東京の街並みより、この映画で描かれている渋谷や新宿、四ツ谷や赤坂(ニューオータニそばの橋にプルデンシャルビル!!)。。。
懐かしい東京の風景に、さくら、たまらなく郷愁を覚えました I miss Tokyo sooo much!!!
避けられるべき未来を避けるためには、その危機がもたらす被害を分かっている人たちが、たとえ少数派で周りに信じてもらえなくても、動かなかったら甚大な被害が起きるのを分かっていて止められないということになってしまう
だからやるしかないだろう、と改めて追い込まれたような気にもさせられました
また人は誰も“魂の片割れ”を探し求めているというのも、
まだ実際に会ったことはないのに、“魂の片割れ”にどうしようもなく惹かれて会いに行く、という設定はさくらの大好きな「めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle)」にも通じるものがあり、
息子のジョナは、アニーの手紙を読んで「この人だ!!」と直感するけど、父親のサムはシアトルとボルティモアは遠すぎる、しかもラジオを聴いて手紙を書いてくるような見ず知らずの女に会うなんて、テロリストに殺されに行くようなもんだ、と全く聞く耳を持たない
空港で、サムが心惹かれる女性を見つけ(それがアニーとは知らず)、追いかけたけど見失ってしまうシーンの、ジョナとサムのこの会話がさくらは大好きです
<さくら訳>
Jonah: Dad, I was talking to Jessica about reincarnation. She says you knew Annie in another life.
(パパ、ジェシカと輪廻転生について話してたんだけど、彼女はパパがアニーを前世で知ってるって言うんだ)
Sam: Who's Annie?
(アニーって誰だ?)
Jonah: The one who wrote us. But Jessica says you and Annie never got together in that life. So your hearts are like puzzles with missing pieces. And when you get together, the puzzle's complete. The reason I know this and you don't is because I'm younger and purer... so I'm more in touch with cosmic forces.
(僕たちに手紙を書いてくれた人だよ。だけどジェシカが言うには、パパとアニーはその前世で一緒になることができなくて、二人の心はピースが欠けたパズルのようだったんだって。だから今世で二人が一緒になると、そのパズルはピタッとはまるんだ。なんで僕にこれが分かってパパは分からないかというと、僕の方が若くて純粋だから・・・僕はより宇宙の力と一体になってるからなんだ)
Sam: Who told you this stuff?
(そんなこと、誰に言われたんだ?)
Jonah: Jessica.
(ジェシカだよ)
Sam: I sincerely hope you're not marrying Jessica.
(ジェシカと結婚するなんて、お願いだから言わないでほしいよ)
心和む、父親と息子のやりとりですが、“in touch with cosmic force”というのは、宇宙の流れに乗って自然に動いている、という理想的な状態でもあり、
子どものように純粋でいたいものだと思います
この各地方言バージョンも面白いですが、徳島弁バージョンはいまいちピンとこないさくらは、自分のアイデンティティがどこにあるのか(生まれ育った徳島か、大学&社会人生活を過ごした東京か、はたまた留学していたアメリカか)、いまだに分からなかったりします