耳下腺腫瘍になってしまった。。 -5ページ目

耳下腺腫瘍になってしまった。。

        「コリント書の第13章を知ってるか!」

夏もそろそろ終わりかなと感じさせる9月に入って、経過観察で八王子病院に行ってきました。

 

この日はCTを撮ってから、耳鼻咽喉科で診察になります。

病院の地下(実は1階)の受付と、CT室で案内してくれた女性の方はどちらも初めて見る方ですが、テキパキしていて段取りがスムーズに進みます。

 

看護師さん「では造影剤を入れますねー」

 

自分「右腕は静脈が見つけにくいので、どこでも不評なんです」

自分が所属する会社の健康診断の時は5分間ずっと静脈が見つからず左腕から採血した事もあり。

 

看護師さん、こちらの腕を軽くポンポン叩いて、「ひとつ見つけたのでここで行きますね」

 

そういえば伊勢原の東海大学医学部付属病院にドイツのシーメンス社が開発した次世代型CTの初号機が導入されたそうです。

 

「人体の中で最も小さい骨である耳のアブミ骨は従来型CTで写してもぼやけていたが、フォトンカウンティングCTならくっきり表現できる」

 

「初号機」と聞くと、どうしてもコレを思い浮かべてしまいます。

 

CTが終わり、待合室に向かうと午後の時間にも関わらず結構な人数の患者が座っていました。

これだと午前中はかなり混雑していたのでは。。

 

重症化の少ないオミクロン株に入れ替わり、ワクチン接種も進んで初期の恐怖感が薄れたのかなと。

 

槇先生の診察です。いつもの一通りの触診などの後で、

 

槇先生「CTも異常ないです」

 

いつもならばこれで今回の診察は終了なのですが、今日はここで槇先生に耳鼻咽喉科専門医のスイッチが入りました。

 

 

槇先生「大きいところが問題ないと、他のところが気になりますね」

 

CTの画像を眺めながら、以前からあった「副鼻腔炎」に焦点が移ります。

 

槇先生「ここにずっと膿が溜まっているんですよね」 「これは、耳鼻咽喉科医としては。。」

     (少し考えながら)「抗生剤もだめとなると。。」

 

以前、左耳を開通させる治療をしてもらった時もそうでしたが、一度スイッチが入ると、とことん治療するのが槇先生。

 

新たな医療器具を手にすると、

 

槇先生

「痛いですよー」(予告)

自分(えっ、痛いと断言?)←言葉にならない心の声

 

 

槇先生は器具を鼻の奥の方まで入れてあちこちと動かします。これがなかなか痛い、と思っていると、

 

槇先生

「麻酔します。痛いですよー」(予告)

自分(えっ、麻酔?麻酔が痛いって注射ですか。。)←言葉にならない心の声
 

注射ではないんですが、鼻腔の奥に器具で麻酔薬を塗っている感じ(←この過程も結構痛い)。

 

そこからさらに鼻腔の奥の方でメリメリ治療が続きます。麻酔が効いているのかどうかもわからない鈍痛がしばらく続き、鼻腔の奥は目と近いので、刺激を受けた目には自然と涙が滲んできます。

 

歯科医院に行った患者がしばしば味わうような「刺すような痛み」ではないんですが、

 

「鼻の奥の方で土木工事をしているような痛み」とでも言えばおわかりいただけるだろうか。

 

一通りの治療が終わると、確かに鼻の通りが良くなったように感じます。呼吸の時に入ってくる空気の量が増えた感じ。ヒリヒリ感はありますが。。

 

次回の診察は「半年後」という事で3月になります。