日本で学生の頃…。

法学部一回生がまず購入する条文集は、ポケット六法か、コンサイス六法だった。今はどうなのか知らないけれど。


ドイツの法学部の学生の印である赤い六法SchönfelderのDeutsche Gesetze。

どの学生が法学部の学生か分かる目印がある。お弁当箱2つくらいが入る大きさの小さなカバンを提げている学生が法学部生。六法専用のカバンが本屋に売っている。


これは、ベルリンのMさんが学生の頃使っていた六法全書。改正のあった法規を代えていくリングファイルになっている。一冊約40ユーロ。改正ごとに該当ページを入手する為に、年間契約して更新するらしい。だから、ページの交換が面倒なんだとか。

1セメ、2セメ生には、Schönfelderの使用は薦めないとよく聞く。講義の際は各法規の条文集(Die kleine Gesetzessammlung)を購入する事になる。いくつか出版元があるが、多くの一ゼメ生は他の出版社に比べ比較的安価なBeck-Texte im dtvのものを使用している。

しかし、公法(Öffentliches Recht)の授業で使用するGGについてはBeck-Texte im dtvのものは、収録法規が少なく、講義で扱う法規を網羅していない為、今学期新たに別の出版社Mohr SiebeckのGGを購入する事になってしまった。

Beck-Texte im dtvのÖffR(Öffentliches Recht)は授業で扱う全ての法規を網羅している。だが、Mohr SiebeckのGGには、法改正の歴史のページ(Änderungen des Gurundgesetzes)があるため、講義で使用するにはMohr SiebeckのGGの方がいいと大学指定の本屋で薦められた。



これらが現在使用している条文集(の一部)。ポケット六法だったら、小さい一冊で済むのに。ドイツの条文集は日本のポケット六法と比べたら、めっちゃかさばる。