メイドさん決定までの長い道程 | 子連れでマニラに住んでみる

子連れでマニラに住んでみる

0歳と2歳を連れてマニラに引っ越しました。
2016年11月からBGCに住んでいます。

うちにメイドさん兼ヤヤさん(ベビーシッターさん)が来て、はや2週間以上。

0歳と2歳が交代で(しばしば同時に)ギャン泣きしている状況で、もう1人大人がいるというのはホントに助かる。
しかも旦那と違って子供の扱い上手!
特に0歳のほう。

しかし、もちろんメイドさん(うちの場合はベビーシッターさん兼任)を雇う、という日本では考えられないことをやるには、わからないことだらけ。

今回は、どうやってメイドさんが決まったか、忘れないうちに書き残しておこうと思います。

いろいろメイドさんを探す方法はあると思いますが、うちは以下の経緯を辿りました。

長いです。


【面接ひとりめ】
紹介者  :  今の家(コンドミニアム)の不動産屋
年齢  :  30代
雰囲気  :  人は良さそうでスレてない感じ
結果  :  条件合わず(試用期間の有無)

私たちにとって、メイドさんという職業の人に会うことも、雇用者として面接するのも初めて。
マニラに知り合いも少ないし、とりあえず不動産屋が勧めてくるので会ってみるか、と面接してみました。

経歴を聞くと、外国人家庭のメイド経験はないとのことでしたが、子どもたちは大人しく抱っこされてるし、人柄は良さそう。

ただ、最大の懸念点は、どうやら英語がほとんどできないっぽい。
面接中も、紹介者の不動産屋が通訳してしまう。
(「通訳するな」と言ってもしちゃう)

さらにいままさにフィリピン人家庭に仕えてるっぽい。
(え、うちが雇うとなったらどうするの?という疑問はもちろんあったけど。)

うーん、どうするか。
悩んだ結果、子ども達の世話で切羽詰まって大変だし、トライアル期間(1ヶ月)をお願いしてみることにしました。

結果。
「トライアル期間は嫌です」とな。
それなら無理だな、とお断りしました。
英語でのコミュニケーションの不安もあり。
(私が片言なので、双方片言だと通じるか不安)

うちは高級コンドミニアム、とされているのでメイドの給料の相場が高い。
なので今仕えてるフィリピン人家庭から乗り換えたいけど、トライアル期間終了後に仕事なくなるリスクは取れない、というとこでしょうね。


【面接ふたりめ】
紹介者  :  旦那の会社の掲示板
年齢  :  50代
雰囲気  :  プライド高くてちょっと怖い
結果   :   条件合わず(給料)


旦那の会社の人が転勤などでメイドさんが不要になると、その情報が掲載される掲示板があります。
そこで上がっているメイドさん情報を発見。

外国人家庭経験あり、とのことで期待して面接してみました。

すると...
なんかこわ。椅子に踏ん反り返り気味だし。

経歴は、西洋人家庭でのメイド歴が豊富。
もちろん英語堪能、なんだけど。

微妙に、この人と一つ屋根の下に長時間いられるのか?という不安が出て来たあたりで、メイドさん候補より「条件は1ヶ月15000ペソ」とな。

多分フィリピンで最も相場が高い地域だけど、それでも周囲に聞くと高くても月13000ペソくらいだよ?

ふっかけてこられたんだと思いますが、条件を譲る雰囲気もないので、交渉決裂でした。


【面接さんにんめ】
紹介者  :  旦那の会社の掲示板
年齢  :  30代
雰囲気  :  なんか...ギャルっぽい
結果   :   条件合わず(子どもの年齢)

2人めと同時に、掲示板で見つけた人でした。
2人めと同じ日に面接を設定。

で、当日待っていると...

来ない。

メールすると「忘れてた、今から行く」って。
え?近所に住んでるわけじゃないよね?

もう来なくていいよ、とメールしたのですが
意外と律儀に彼女はやってきました。
1時間以上遅刻で。

会ってみると、なんかギャルっぽいというかヤンキーっぽいというか。

そして、何よりも問題は、
うちの0歳の妹を見て彼女が明らかにひいたことでした。
ここまで小さい子のベビーシッター経験がなかった模様。

「私の友達が小さい子のケア得意だから紹介するわ!」とな。

まぁ、面接大遅刻からして、
もう雇うことはなかったけどね。


【面接よにんめ】
紹介者  :  面接さんにんめからの紹介
年齢  :  30代
雰囲気  :  人柄は良さそう
結果   :   まさかのドタキャン

面接大遅刻した3人目は、
やはり意外と律儀にホントに友達を紹介してくれました。

会ってみると、フィリピン人家庭でのメイド経験しかないが、まぁ人柄は良さそう。
子どもも嫌がってはいない。
かつ、いま仕事はしてないと言っている。

私たちも毎週のメイドさん面接に疲れてきたこともあり、遂にお願いすることにしました。

「じゃ来週からトライアル期間ね」
「オッケー」

ようやく決まったか、とそれなりにこちらも準備して待っていた初日。

来ない。

メールしても返答なし。
電話しても出ない。

遂に何の音沙汰もなくドタキャン。
あーコレがよく聞くフィリピン人のバックレか〜。

結局、いつも通りひとりで0歳をおんぶして2歳の長男(まだスクールに慣れずギャン泣き)をスクールに送り届けたのでした。


【面接ごにんめ】
紹介者  :  我が家のドライバーさん
年齢  :  50代
雰囲気  :  超しっかりしてる!
結果   :   いま働いてもらってます

5人目は意外なところから。

4人目のドタキャンを間近で見ていた我が家のドライバーさんから、なんと「うちのワイフがベビーシッターやろうか?」とのこと。

聞くと、昔日本人家庭でメイド&ベビーシッター経験あり。
自分の子育てで今仕事はしてないが、子どもも大きくなったから働けるよ、と。

正直、ドライバーさんの妻だと面接したら断れないしどうしよう?と思ったのですが、聞くと経歴は申し分ない。
しかもドライバーさんの妻ならドタキャンもしないだろう。

ということで面接してみたら。

いやぁ超しっかりしてました。
言葉にしづらいけど、明らかにこれまでの4人とは違う。
プロな感じがするが、人柄というか感じもいい。
子どもも嫌がってはいない。

そして。
その面接の翌週から働いてもらってますが日本人家庭での経歴があるからか、今のところ文化の違いはさほど感じていません。

時間はかかりましたが、ちゃんと何人も面接してみてよかった。
明らかに人によって差がありました。




大した経験はありませんが、メイドさん雇うなら

①適当に決めない!
       →長い時間一つ屋根の下に一緒にいることになりますからね

②経歴は大事
      →日本人家庭での経験があると、何も言わなくてもこちらの意図を汲んでくれる人も。

③紹介者も大事
      →会社でも個人でもいいですが、信頼できる人から紹介してもらうのが一番安心。


きっとこれからもメイドさん&ベビーシッターさんについては思うところいっぱい出てくると思うので、また書きます!