りあんです。
更新が大変遅くなりました。
コメントやペタで応援してくださる方、いつも感謝しています。
自分にも色々あり、気分的に不安定だったこと
また、震災に遭われた方々の事を思うと、なかなかブログの更新が出来ずにいました。
治療では、既に何度も夢クリに通っていたので、まとめて記しておきたいと思います。
長文です。
悲しい内容になりますので、移植前後の方など不安な気持ちになりたくない方は、どうぞスルーして下さい。
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診察は、全て、院長になります。
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BT27
この日は、心拍確認の日でした。
内診で見てもらうと、前回4,7mmだった胎嚢が、15.4mmまで大きくなっていて、
しっかりと卵黄嚢のリングが見えました。
しかし、心拍を確認した形跡がありませんでした。
ブログを拝見していると、”画面が分かれて波線がでる”
と、あったりしたのですが、いつものエコー画面だけです。
あれ?と一瞬は思ったのですが、エコーに写る、成長した赤ちゃんの姿に、
とても感激していたので、この時は特になにも思いませんでした。
その後、診察室で
「今日は、心拍が確認できませんでした。
このまま心拍が見えないようなら、繋留流産になります。」
と告げられ、我に返りました。
そういえば、”ピコピコ光る”と言われているものは、見えなかったな・・・と。。。。
しかし、院長は
「まぁ、もともと成長が遅めなんだよな。
それで今日は確認できなかったのかもしれん。
5日後また、見てみましょう。
その時に、はっりきするでしょう。」
と、あまり否定的な言い方はされませんでした。
可能性が少ないなら、もっと不安な言い方をする(今までもされてきた)
ので、心拍が確認できなかったのは、ショックでしたが、
”成長が他の人より2~3日遅めなだけかも。
10日でしかっり10mmは成長してるんだし、きっと大丈夫!!”
と、必要以上には不安に思いませんでした。
その夜、お腹の卵ちゃん(もう卵じゃないけど)の呼び名について
旦那さんと話をしました。
旦那さんは”チビ助”と勝手に読んでいましたが、このままチビのままでは困る・・
っということで、ちゃんと名前を付けることにしました。
そして、しっかり心拍が確認出来ることを願って、『ピコちゃん』
という名前にしました。
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BT32
緊張しながら、内診台に上がると、
エコーで、「ピコッピコツ」っと、しっかり心拍が見えました。
心拍が見えたので、とても安堵しましたが、
ややゆっくりのようにも感じられたので、少し不安が残りました。
その後の診察で、
心拍は 97.5bpm
「この時期にしては、遅すぎる。
今日なら、130は欲しいところ。
このまま、止まってしまう可能性が高い。」
と言われました。
「この先、盛り返してくることは無いのでしょうか?」
と聞くと、
「私の経験上では、ありません。」
と言われました。
心拍が見えて、とても嬉しいかったところから、一気に奈落に落とされた気分です。
本当に受け入れたくない現実です。
だって、私たちの願い通り、ちゃんとピコピコって心拍打ってくれたのに・・・
しかし、まだ希望を捨ててはいません。
今までも、何度か”タメかも・・”と思った事がありましたが、
なんとか乗り切ってくれていたので、
「この子は、きっと頑張ってくれる!」
と、強く願いました。
そして、また5日後、経過を見てみましょう。
その時に、はっきりするだとう、という事になりました。
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それまで、つわり的なものはあまり無く、うっすらと気持ち悪いかな?
程度でした。
しかし、BT32の日に、かなり気持ち悪く、食欲がなくなりました。
この頃から、めまいもしてくるようになりました。
「これは、ピコちゃんが成長してくれる証かも!」
と、嬉しく感じていたのですが、
次の日になると、何事も無かったかのように気分もすっきりとして、
めまいも無くなってしまいました。
この変化に、かなり動揺しました。
5日間待っているのが辛かったです。
そして、いけないとは分かっていましたが、
BT37 の診断の前日に、産婦人科を受診しました。
夢クリで言われた事が、どうしても信じられなくて、
セカンドオピニオン的に自分を納得させる意味もあり、
また、
もし上手く成長してくれていたら、分娩の予約も入れるつもりでいました。
(卒業を待っていていては、分娩予約がいっぱいになってしまう可能性もあったので)
しかし、そこで
「心拍は確認できない。だぶん、もう止まってしまっているだろう・・・」
と言われました。
カーテンを開けて、私にもエコー画面を見せていただきましたが、
画像が夢クリほど鮮明では無いものの、
4日前には、ピコピコ動いていた心拍が見えませんでした。
ぼーぜんとして、すぐに涙も出ませんでした。
現実を受け入れたくない気持ちだったのだと思います。
しかし、家に帰ったあと、その夜は本当に本当に泣きました。
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BT37
昨日の産婦人科の受診で、「心拍が止まっている」
と言われていたので、もう覚悟を決めて、夢クリに向かいました。
内診に上がると、前回よりは、とてもか弱くではありますが、
でもしっかりと、ピコッ・・ピコッっと心拍が見えました。
そして、小さな小さな胎芽も見えました。
えっ!昨日は見えなかったのに・・!!
きっと、昨日も弱いながらも心拍はあったのだと思います。
しかし、普通の産婦人科(大学病院ですが)では、
見えないレベルだったのでしょう
やぱり、夢クリのエコー技術はすごいのだと改めて思います。
しかし、告げられた心拍は
54.7bpm
「もう、このまま流産になります。
手術の予約をして、その日の朝もう一度見てみてから、手術します。」
と、告げられました。
「当日に弱いながらも心拍があっても、処置するのですか?」
と聞くと、
「お腹の中にずっとあっては良くないから、30以下なら、処置します。」
ということでした。
これには、とてもショックでした。
昨日の夜、何度もピコちゃん生き返って!って強く願ってしまったから、
ピコちゃんまた頑張って心臓動かしてくれたのかも。。
でも、かすかながらでも心拍があるのに、流産の処置をすることは
あまりにむごく、残酷すぎます。
耐えられないと思いました。
流産が避けられないのであれば、
どうか、暖かいお腹の中で、安らかに眠ってからにしてほしい。・・・。
帰りにいつもお参りする烏森神社で、
ずっと「どうか、成長しますように!」とお参りしてきましたが、
この日は、
「ピコちゃん、今まで、本当に頑張ってくれてありがとう。
神様、どうか、お腹の中で静かに眠らせてあげて下さい。
安らかに、お空に返って行きますように・・。
お願いします。」
とお願いしました。
そして、この日から、毎日お腹のピコちゃんにむかって、
子守唄を歌って聞かせました。
よく頑張ったね。
もう頑張らなくて良いからね。
ゆっくり眠ってね。
っと。
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そして今、私のお腹の中に、ピコちゃんはもういません。
手術の朝、心拍がしっかりと止まっていてくれたことが
唯一心の救いです。
まだ、ふと思い出しては涙が出てきます。
初めてみた、心拍・・・
遅かったけれど、でもしっかりと、ピコッピコッっと
ピコはちゃんと生きていました。
私はずっと忘れないと思います。
この手に、抱きたかったのに。
強い子に産んであげられなくて、ごめんね。
手術に関しては、もう少し、気持ちの整理がついてから、
書けるようなら、残しておきたいと思います。