深夜のナイロビはハクナマタタで和気あいあいでした。 | チー旅。〜世界一周する(仮)〜
昨日、ハハーンとスカイプしました。

なぜかコンビニの話になり、

「コンビニと言えばさあー!」

と急にテンションが上がるハハーン。




近所に新しくコンビニが2軒も建ったらしく

家の周りはサークルKがいぱいだそうです。


「マルケーまるけだ!ガハハハハハー!」






55歳の誕生日おめでとう。

いつまでも明るいあなたでいてください。



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エジプトも終了です。

ちゃんとピラミッドも行きましたよ。



はまもんが全然笑ってないのは気のせいです。

彼はとっても楽しんでいます。




ここでは、「お金はいらない」と言って勝手について来て

勝手にガイドをし始めて最後にお金を請求するという

教科書のような詐欺にまんまとはまり、

その人のセクハラがすごかったことと

支払いをやんわり拒否しながら歩き続けていると

だんだん向こうはブチギレ始めるという

なんのおもしろみもないので

ピラミッドの記事は割愛。





これはちんこを擦り付けてきている写真。




これは後ろで腰を振っている写真。





これは完全にケツを触っている写真。




はまもんと夫婦だって最初に言っておいたにも関わらず

正々堂々とセクハラに精を出す姿に脱帽です。

女の子だけで行く人は気を付けましょう。




で、これだけセクハラしておいて

お金をよこせと終いにブチギレるその神経に脱帽です。

「やんのか!お前女だろ!?」

もうなんていうか、脱帽です。

怒鳴り合ってめちゃめちゃ疲れました。








一緒に白砂漠と黒砂漠を周った

マキちゃんとあさこちゃんはダハブへ帰りました。

ありがとーう。





そして次の日、私たちもカイロを出ます。飛行機に乗る日です。

向かうはケニアのナイロビでございます。






私たちが乗るのは5つ星のカタール航空。

カタール航空はさっそくやってくれました。



こんな豪華な機内食が。ケーキついとるがな。

ごはんあるのにパンもついとるがな。





ゴディバついとるがな。




モンスターズインクやっとるがな。




でも英語しかなかったので理解不能で途中まで見てやめて

テトリスやったりゴルフゲームしたりしてました。



私のテトリスのポンコツ具合に

隣ではまもんは青ざめるほどドン引きしてました。




カタール空港でトランジットです。



いよいよナイロビです。

ビクビク。





その前に、



えぐいなカタール航空。

ジュースもいっぱい選べて飲み放題だし

食後にコーヒーorティーが選べます。

そんなサービスが裏目に出ることもあります。

私の隣に座っていたケニア人の男性が

ビールが飲み放題なのをいいことに

わんこそばかってぐらいガンガン飲みます。

もう横でイカツい黒人がベロベロです。

楽しくなっちゃってすごく大きな声でしゃべる。

他にも泥酔したケニア人が男性のスッチーに絡みまくってて

男性のスッチーは大変そうでした。

それでも笑顔で上手くかわしたり軽く相手したりと

カタール航空はどこまでも素晴らしい航空会社です。






さて、お遊びはここまでです。

私たちが乗っているこの飛行機が

降り立つ場所はケニアの首都ナイロビです。

ナイロビは噂によるとものごっつ治安が悪い都市らしいです。

世界で2番目?だとかそうじゃないとか。

そんなナイロビの空港に到着するのは真夜中です。




無事ナイロビの空港に飛行機が着陸した時、

酔っぱらった黒人たちが歓喜の声をあげてビクッ


急に大きい声出すなや。




ここからは一切写真がございません。

あしからず。



ナイロビに来たのはアフリカの大自然、サバンナに行く事。

ライオンキングの世界です。



なので合言葉は



心配ないさー!

ハクナマタタ。




ナイロビの国際空港はそれはそれは小さいです。

イミグレーションと荷物ピックアップがあるだけ。

まるで国際空港とは思えないような建物。

これがアフリカンクオリティですか。



イミグレーションを済ませ荷物も無事受け取り完了。

同じ飛行機に乗っていた韓国人の男の子の荷物は

ぐちゃぐちゃで戻ってきました。ひどいです。




さて、いつもなら夜中に空港やバス停に着いた場合、

安全な建物から出ずにそこで朝を待つのですが

ナイロビの空港は




イミグレーション



荷物回ってるやつ






え?




荷物受け取る、外に出る。



え、え?





あちゃー。朝を待てるような場所が無いんですねー。

すぐに外に出ちゃうような構造です。




そこで私たちはいくつか案を出し合います。



1、電話を借りて宿に電話して迎えに来てもらう。

2、空港にある会社でサファリツアーを申し込んでオフィスで朝まで待たせてもらう。

3、床でいいから建物の中にいさせてもらう。



2は最近多いみたいで、ブログとかでいっぱい見て得た方法です。





チーさんはインフォメーションのような所に行きました。

インフォメーションって言っても教卓みたいなちっこいテーブルですよ。



ぐりんぐりんの天然パーマのお母さんに言いました。

「ここで朝まで待っててもいいですか?」

「ノー。」



この時点で3の可能性は無くなりました。



チーさん負けじと続けます。

「電話、貸してくれませんか。迎えを呼びたいんです。」

「電話は無い。横にレストランがあるからそこなら朝までいれるよ。」


あら、それはいいではないの。


「安全?」

「もう超安全!」


お母さんの自信にあふれた表情にこちらも安心します。



私としては2の案は最終手段にしたかったのです。

今はすごく眠いし判断力にかけている思う。

決して安くないサファリツアーの金額を

ここでボンッと出すことはしたくない。

ちゃんと休んでから出来るだけ定評のある宿から

サファリツアーを申し込みたかったのです。



レストランまで連れて行ってくれると言う

ぐりんぐりん母さんの腕に

抜け落ちそうな腰を引きずりながら

プロレスのごとく強くしがみつきついて行きます。

そんな日本人を笑うぐりんぐりん母さん。

連れて行ってくれたレストランは

それはそれは限りなく屋外に近い場所でした。




でも、ぐりんぐりん母さんは安全と言います。



ここはレストランですか?

いいえ、屋外フードコートです。



ぐりんぐりん母さんは持ち場に戻ってしまいました。

思ってた感じと違うレストランが出てきて

ここは深夜のナイロビで、一瞬思考が停止する日本人ふたり。






でもふたりだから大丈夫。

はまもんのリードでサファリのツアー会社に向かいます。

金額だけ聞きに。参考までに。



目の前に現れた黒いキングスライムに連れられて

自然な流れでサファリのツアー会社オフィスへ。



待っていた別の男性からサファリツアーの内容を聞きます。

あ、ちなみにキングスライムは女性です。


サファリツアーの内容は、

インターネットの情報とだいたい同じ感じ。

ただ、金額がはちゃめちゃプライスだった。

宿泊施設によって金額が違うらしい。


安い順に

1、テント泊(トイレシャワーは外)

2、テント泊(トイレシャワーが中)

3、ロッジ

4、ホテル?


こんな感じでグレードを選べるとか。

一番安いテント泊でもだいぶ予算オーバーだった。気がする。

眠たくて金額覚えてないです。




チ「これは、無いよね…?」

は「ないなぁ。」




チーさんはやっぱり宿に向かいたい気持ちがあります。

サファリのツアー会社の人から電話を貸してもらえたので

目星をつけていた宿に電話をかけます。


チ「もしもし。」

宿「ハロー。」

チ「あの…今空港なんですけど、迎えに来てもらえたりしますか?」

宿「んー…迎えには行けないけどタクシーで大丈夫ですよ。」

チ「(まじで?)いやーとっても怖いんですけど、タクシー安全ですか?」

宿「空港のタクシーを使ってください。安全です。」

チ「もっかい聞きますが、迎えには来てくれないのですね?(泣)」

宿「んーそうですね。すみません。空港のタクシーは信用できます。」

チ「ホテルの名前、言ったら分かりますか?ドライバーさん。」

宿「大丈夫です!とっても有名です!」

チ「いくらぐらいで行けますか?」

宿「今は深夜で割増料金なので1500シリングぐらいですね。」

チ「はい、分かりました。最後にもっかい聞きますが

迎えに来てはくれないのですね?(泣)

宿「…すみません(泣)」



てな感じで私たちはここでツアーは申し込まずに

この時間からタクシーで宿を目指すことに。

合言葉はそう、ハクナマタタ。



ツアーを申し込んでいないにも関わらず

どうやらキングスライムがタクシー乗り場まで

連れて行ってくれる様子。親切。



おっとその前に、

チ「ケニアのお金ないから降ろしたい。」

キ「ATMはこっちだよ」

何台かあるATMにカードを入れたら

カードを吸い込んだマシンはそのまま停止。


ちょっと待ってくれ。




チ「マイカードがマシンにインサイド!!!(泣)」

キングスライムに泣きつくチーさん。

キ「あなたのカードはどこ!?」

チ「マシンのインサイド(泣)




キングスライムがいじってみてくれるけど反応なし。

彼女曰く、こうなってしまったら

受け取れるのは明日の夕方だよ。

街の銀行に行って出してもらうしかない。

このATMから離れろと?そいつぁ怖い。

まじでそれは出来ない。

こうなったら、この限りなく外に近い場所で

ATMの前に寝袋を敷いて待機し…

「暗証番号を入力してください」

復活!!!!!!!

すぐにキャンセルしたら…カードが出てきた(泣)





もう、ほんとハクナマタタですよね。




別のATMで無事お金を降ろして、

キングスライムに着いていよいよ空港の敷地の外へ。

この時点で深夜の1時か2時。

見たこともない黒人だらけの世界。

人を見た目で判断するのは良くないけど

やっぱり危険都市と言う肩書も手伝ってどうしても怖い。




サクサク歩いて行ってしまうキングスライムに必死について行く。

キングスライムは、空港タクシー乗り場から徐々に離れる。

空港のタクシーはこっち…。

暗がりに着いた場所で私たちのすぐ横に窓が真っ黒の車が付きます。

チーさん絵にかいたような後ずさり。

フロントガラス以外がすべて真っ黒。

中から黒人男性が降りてきて私はこう思うのです。




オワタ(・∀・)





しかしどうやらキングスライムとドライバーは知り合い。

キングスライムが私たちのためにタクシーを用意してくれたらしい。

昔のセダンみたいな窓全部が真っ黒のこの車が安全なタクシーなのか

そんな確証がどこにもない。

私とはまもんは「空港タクシーまで戻ろう」という話になったのですが

キングスライムもドライバーも「大丈夫だ!」と言い張る。

キングスライムが近くにいたおまわりさんを捕まえて来て

「彼はポリスだ!彼に聞いて!安心だから!」



こ、このドライバーさんは無事にホテルまで送ってくれますか(泣)


藁にもすがる思いでおまわりさんに尋ねます。

不安を通り越してだんだん和気あいあいとなってきた深夜のナイロビ。

こっちもなんだか楽しくなってきました。




私たちは意を決してタクシーへ。

ふたりで後部座席に乗ったのですが

はまもんが異様に真ん中に座ります。



チ「なんでそんな真ん中に座ってるの?(笑)」

は「変な動きをしないか監視してる。」

チ「ちょっと狭いんだけど(笑)」

は「我慢せい。」






宿のベッドで寝られるということに一安心するチーさんと

肩に力が入りっぱなしのはまもんを乗せて

タクシーは深夜のナイロビを進みます。



窓の中から見えるナイロビの街並みはとても綺麗で都会。

アフリカだと忘れてしまうほど。



車はだんだんダウンタウンへ。

ネオンが光り、深夜だというのにたむろする黒人

爆音で流れるクラブミュージック。

死ぬほどガラが悪い(・∀・)




そしてこのドライバー。

どうやら宿の場所を知らない。

彼は完全に迷っています。

ダウンタウンに入ってから同じ道を行ったり来たり。

窓を開けて何度か街の人に場所を聞いていました。

でも、私はドライバーと街の人の会話の中で気付いたのです。

ホテルの名前を間違えている。

そりゃ辿り着かないわ。見かねて私も乗り出して

チ「じゃなくてニューケニアロッジ!ニューケニアロッジだよ!

  この人道に迷ってるんだけど!(笑)」

ド「いや分かってる!大丈夫だよ!(笑)」

街人「ニューケニアロッジはすぐそこだよ(笑)」



和気あいあいな深夜のナイロビ。ああ、ハクナマタタ。




彼は何度も人に聞き、無事私たちを宿まで送り届けてくれました。

本当に良い人でした。




結局、人に恵まれ何事もなく宿に着くというおもしろくない話です。

要するに、ハクナマタタです。

はまもん、お疲れさま。





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