カルマ・ヨガの真価について | 人間進化プロセス『札幌&全国☆五次元アカデミー』

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【聖者の格言シリーズ ~ カルマ・ヨガの真価 ~】

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混迷を極める時代には、カルマ・ヨガが最も効率的な霊性向上の手段の1つであるとされています。


カルマとは「行為」のことであり、それは思考・言葉・行動のすべてが含まれます。


この「行為(=作用)」には、必ず「反作用」が伴います。


すべての行為が、相手に作用するだけでなく、自分自身にも返ってくる(=反作用)訳です。


例えば、掃除や料理ひとつとってみても、嫌々ながらやっていれば、かえって自分自身の身体や心を汚すことになりますし、丁寧に心を込めて行えば、その時に注ぐ愛の深さに比例して、自分の心身を掃除し、栄養を与えることになるのです。


つまり、ひとつ一つの行為(カルマ)は、それが何であろうとも、愛をもって確実に行うということが、自分自身の意識の進化に正確に反映してくるわけで、このような日常の行為によって意識を向上させ、その究極においては、宇宙そのものと一体化(=ワンネス)する方法をカルマ・ヨガと呼びます。


カルマ・ヨガは、誰にでもできるものであり、仕事や人間関係、物や自然に対するすべての関わり方がカルマ・ヨガとなります。


現代社会のように、世の中が混乱しているときには、意識の発達途上にある人々のほとんどが、日常生活の中で起きてくる様々な出来事や事件に巻き込まれて心が動揺していることが多く、また人が多いところでは、絶えず他人が発した雑多な想念が飛び交っていますから、昔の修行者のように深く静かな瞑想に入ることはなかなか難しくなっています。


また、昔のように準備の整った個人が覚醒すれば良かった時代とは違って、今の時代は、霊的に進化した存在は自分自身の存在を通して「地球全体の波動」を引き上げる光の導き手としての役目を果たさなければなりません。


このため、たとえその者が深いレベルで覚醒の境地を保てていたとしても、自らを「地上での表現活動」にあまり用いることをせずに、自分の内奥にばかり引きこもって世間との接触を絶っていると、その人を通して放流されるエネルギーを受け取ることができるのは、その高いバイブレーションに感応することができるごくわずかの人々だけに限られてしまい、日常生活にどっぷりと浸かっている大多数の人々には、効率よくエネルギーが伝わっていかないという大きな問題が生じるわけです。


こうした大多数の人々にエネルギーを渡すうえでも、最も効果のある方法は、日常生活の中で色々と関わりあいながら調和した波動を伝えていくというやり方であり、この点で、カルマ・ヨガという手段は大変優れているわけです。


なお、これは特定の行法を熱心に行っている人が陥りやすい間違いなのですが、仮に肉体や幽体を充分に活性化させて、エネルギーを自由自在にコントロールする術をマスターしたとしても、それだけでは愛は深まりませんし、意識が向上するわけでもありません。


もちろん、適切な行法を正しく実践すれば、肉体や幽体という道具を洗練させて、その機能(法力やサイキック能力)を高めることはできますから、自らの本質である神の愛を自覚しやすくすることは可能ですが、本当に大切なことは、その道具を「大いなる愛の表現として、いかに全体への奉仕に用いることができたか」ということであり、実際に行為(カルマ)として表現されたもの以外は、その人の意識の向上には結びつかないものなのです。


なぜならば、この世界は「行動の世界(=カルマ・ブーミ)」であるからです。


※カルマ・・・行動、ブーミ・・・世界