will、be going to、状況によって使い分けてる?
中学英語のテキストでは未だに「will = be going to」のような解説もちらほらあります。場面によって、イコールとして扱うこともありますが、イコールとして押さえるのは NGですね。
「月曜日に会議がある」を英語にすると?
- 「(いつも)月曜日に会議がある」
- 助動詞:I’ll have a meeting on Monday. 【会話の最中に決心】「(自分の意志)月曜日に会議をするつもりだ」
- 「(確定)月曜日に会議をすることになっています」
未来の表現は will、そして「…するでしょう」「…する予定です」といった日本語だけではなんとも頼りないですよね。
ちなみに、will はニュートラル、be going to はどちらかというと「口語」ですから、フォーマルな場面では be going to を口語では用いるような状況であっても will が用いられたりと、経験を重ねながら知る知識も必要です。
予定を確認するつもりが、誘っていることに
will についてうちの日本人講師が昔経験した面白いエピソードがあります。
彼があるネイティブスピーカーに次のような質問をしました。この英文はどのように相手に伝わったのでしょうか。
Will you come to the party?
シンプルに表現すると「パーティーに来てください」という依頼の響きです。
ですが、彼は当時はまだ英語学習中だったため、出来たら来てほしくないなと思っていたそう。パーティー会場に来るかどうか、ただ相手の「予定」を確認したかったんだそうです。しかし、相手としては Will you …? と言われたので、それじゃあということで来てしまったという苦い思い出です。
この willは「意志」を示し、Will you …? で「…してくれる気持ちはあるのか」というニュアンスがあります。ここから依頼の表現になるわけですね。
「パーティーには参加しますか」と、相手の「予定」を確認するのであれば
と聞けばいいわけです。
つまり、日本語でも相手との関係や自分の立場、公共の場、家の中など、色んな使い分けを日常的にしているはずで、これは英語でも同じことです。綴りと日本語訳だけの暗記では、自分が意図しないニュアンスで相手には伝わっているケースがあるんですね。
(gotcha.alc.co.jp より)