地方議院内閣制を考えるシンポジウムを受け、参加者の中から地方自治について地方議員も真剣に考えていこうという機運が高まり、「地方政府の多様性を進める議員連盟」が発足しました。


 そこで、定期的に地方自治に関わる有識者をお招きし勉強会を行っていくことにしました。

sugawara@naotoshi.name
(担当:菅原直敏)までその旨をご連絡下さい。会議、勉強会又は懇親会のみのご参加も可能です。申し込み手続き終了後、詳細を別途お知らせします。


 初回は、松尾鎌倉市長をお招きして、地方自治のあり方についての考えを深めます。最初に市議・県議の経験から、市長として地方議会及び議員のあり方について30分ほど講演を頂きます。その後、一時間程度で意見交換やディスカッションを行う予定です。


●参加方法
【日程】10月27日(水)
【時間】会 議 17:00~18:30
勉強会 18:30~20:00
    懇親会 20:00~22:00
【場所】県民サポートセンター5分(横浜駅西口徒歩)
【会費】勉強会費…1,000円(講師謝礼、会議室代等)
    懇親会費…4,000円(松尾市長も参加予定)
【参加方法】
会議、勉強会、懇親会に参加をご希望の方は、メールにて

昨日のシンポジウムの経過が、10月3日付けの神奈川新聞 に掲載されました。



 予算編成・行政執行権を地方議会に与えるなどとする「地方議院内閣制」について考える催しが2日、横浜市内で開かれた。全国の超党派の地方議員らで構成する実行委員会の主催。

 大塚耕平前内閣府副大臣、元愛知県議・犬山市長の石田芳弘衆院議員が、それぞれ基調講演を行った。

 大塚氏は「(同内閣制は)情の部分ではよく分かるが、国民的なパワーを得るには、きちっとした理の部分の整理が必要」として、目的と手段、現行制度でできることをすべてやっているか―などの点で整理が必要と主張。

 石田氏は、名古屋市議会の解散を求める直接請求の署名が43万人を突破したという理由を、「議員の仕事が市民に見えず、仕事と収入の乖(かい)離(り)が大きいから」と指摘。「地方議員は株主総会で文句を言うぐらいの機能しかない。地方議員・議会は予算を自分たちでつくり、わが町の取締役会になるべきだ」と訴えた。

 その後は、両氏と名古屋大学の後房雄教授、荻原隆宏横浜市議がパネリスト、菅原直敏神奈川県議がコーディネーターを務めるディスカッションを実施。

 後氏は「現状でも努力するのはいいことだが、だからといって制度改革の議論は後回しというのは、もう限界。せめて、多様な形態を試せるような状態にすべきだ」と提唱。

 荻原氏は「現行の二元代表制のままでうまくいく自治体もあるかもしれないが、特別会計を合わせると3兆円以上の年間予算の編成を、たった一人の政治家に任せるのは、あり得ないのでは」などと語った。


地方議院内閣制のブログ

地方議院内閣制を考えるシンポジウムを開催しました。当日は、100名を超える地方議員の方が参加し、他にも国会議員、地方議会・行政関係者及びメディアの方々が参加されました。ありがとうございます。


急遽、基調講演者が変更となり、大塚耕平参議院議員及び石田芳弘衆議院議員になりました。また、基調講演に先立ち、片山善博総務大臣のビデオレターも届きました。

パネルディスカッションでは、後房雄名古屋大学教授と荻原隆宏横浜市会議員が加わり、菅原直敏神奈川県議会議員のコーディネートの下、白熱した議論が交わされました。


シンポジウム後の懇親会にも多数の方々にご参加頂き、地方自治に関する意見交換等で盛り上がりました。


なお、Ustreamにおいて同時配信する予定でしたが、不具合により実現しませんでした。後日改めて録画版を公開いたします。ご迷惑をおかけしましたこと心よりお詫び申し上げます。