2018年6月両親アテンドしまなみ海道旅 ~大三島の大山祇神社~ | Lauae Alohaのブログ

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2018年6月両親アテンドしまなみ海道旅のつづきです。

 

2日目の朝、ホテルの部屋でカーテンを開けると

 

 

山の上に松山城が見えてました。

鉄塔の左のほうに小さく見えてるのが松山城

お殿さまはいい景色を独り占めしてたんだねー。

 

 

2日目、どこに行く?と両親に聞いてみると

大三島の大山祇神社に行きたいとのこと。

 

しまなみ海道ってことですね。

ETCカードはないけどしょうがない笑い泣き

 

 

というわけで、今治市の大三島の「大山祇(おおやまづみ)神社」へ。

 

 

6世紀に創建されたと伝えられる大山祇神社

全国にある大山祇神社の総本社なんだそうです。

ご祭神は天照大神のお兄さんの大山積大神

この神さまが神社の名前の由来なんでしょうね。

 

余談ですが、大山積大神は伊弉冉尊(イザナミノミコト)

伊弉諾尊(イザナギノミコト)とともに国産みのあとの

神産みのときに産んだ神のうちのひとり。

 

最後に火の神を産んだ伊弉冉尊が火傷で死に

黄泉の国に行ってしまったため

伊弉諾尊が黄泉の国に取り戻しに行き

「決して見てはいけない」と言われたにもかかわらず

醜くなった姿を見てしまい、地上までなんとか戻ったものの

伊弉冉尊は地上に戻ることはなかったという神話

ギリシア神話とすごく似てますよね。

洋の東西を問わず、妻から「見てはいけない」と言われたのに

好奇心を抑えきれず見てしまう夫ってのがお約束…チーン

 

 

というわけで、神産みで産まれた大山積大神を祀った大山祇神社は

戦いの神として瀬戸内の水軍の尊崇を集めていたと言われています。

 

 

総門の仁王さま?は武将の姿をしています。

 

 

普通の仁王さまよりリアルっぽい感じ。

 

 

境内には樹齢2600年と伝えられる

国の天然記念物の大楠があります。

 

 

木のパワー、いただきますよー!

 

 

ご本殿にお詣りしたあとは奥の院のほうへ向かいます。

 

 

生樹の御門ってのがさらなるパワースポットなんだそうです。

 

ご本殿から歩くこと10分弱でしょうか?

コチラが生樹の御門(いききのごもん)

 

 

大木のなかに穴が開いていて、奥の院への参道になっていて

奥の院への門のように見えることから

「生樹の御門」と呼ばれているんですねー。

 

 

石の階段はけっこう急なうえ、穴の高さがあまりなく

父は昇るのを断念、母はがんばりました。

 

 

生樹の御門のパワーは不老不死なんだそうです。

両親もさらに元気に長生きしてくれるかな。

 

 

「大山祇神社」には国宝館があります。

多くは瀬戸内の三島水軍の一族からの奉納品で

国宝や重要文化財の甲冑や刀剣などが展示されています。

 

国宝や重文の指定を受けた武具のうち

8割が大山祇神社に保存されているとかで

源義経奉納と伝えられる鎧

源頼朝奉納と伝えられる鎧

護良親王奉納と伝えられる太刀

日本最古の大鎧などの国宝がずらり!

 

国宝でも重要文化財でもないけど

弁慶のだったと伝えられる大薙刀とか

義経のだったと伝えられる太刀とか

興味深い刀剣類もたくさんありました。

 

弁慶の薙刀なんて刃こぼれしちゃっててねぇ…

さぞやズッパリズッパリ切ったんだろうなぁなんて

妄想しちゃう田舎のネズミ滝汗

 

 

たくさんの甲冑を片っ端から見て

昔の職人の技術力とデザイン力の高さが

ハンパなかったってことがよーくわかりました。

 

現代のジャパンクオリティは

戦国時代の職人たちの努力と工夫が

脈々と受け継がれてきた結果でもあるんだろうなー。

 

そんなことも考えた大山祇神社でした。