スペシャルウィーク産駒の特徴 ここで終わるわけには… | Laplace's Box

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競馬、ガンダム、写真のブログです。

日本ダービーは終わりました。

気の抜けたコーラみたいになっていますが、ここで燃え尽きるわけにはいきません。

今週はスペシャルウィーク産駒の特集です。

まずはスペシャルウィークの戦歴から。


スペシャルウィークは1995年生まれで、父はサンデーサイレンスです。

1997年にデビューし、初戦を楽勝しています。

このレースを見た某隊長は、「ダービーを勝つのはこの馬」と確信したそうです。


年が変わり、条件戦を2着に負けた後、きさらぎ賞(GⅢ)を快勝し、重賞を制しました。

続く弥生賞(GⅡ)は、逃げ切りを図るセイウンスカイに強烈な末脚で差し切りました。

皐月賞(GⅠ)は1番人気に押されるも大外枠がたたり、セイウンスカイの3着に敗れました。

そして迎えた日本ダービー(GⅠ)は、これでもかと言わんばかりの強烈な末脚で楽勝、武豊騎手に日本ダービーの栄冠をプレゼントしました。


夏は休養し、秋初戦の京都新聞杯(GⅡ)を快勝しました。

最後の一冠の菊花賞(GⅠ)も1番人気に押されるも、セイウンスカイの絶妙な逃げ切りで2着に負けました。

ジャパンカップ(GⅠ)は中2週での出走でしたが、菊花賞の疲れが出た感じで3着に敗れました。


年が変わりAJCC(GⅡ)、阪神大賞典(GⅡ)を連勝した後、天皇賞春(GⅠ)は宿敵セイウンスカイを徹底マークし、直線で差し切って菊花賞のお返しをしました。

宝塚記念(GⅠ)は逆にグラスワンダーにマークされる形となり、直線でグラスワンダーに差し切られ2着に敗れました。


夏の休養後、京都大賞典(GⅡ)で7着に敗れる波乱がありました。

限界説が飛び交いましたが、天皇賞秋(GⅠ)では強烈な末脚が復活し、天皇賞春秋連覇を成し遂げました。

ジャパンカップ(GⅠ)も快勝して迎えた有馬記念(GⅠ)は、グラスワンダーとの叩きあいになり、ゴール板の前と通過後は完全に差し切っていたものの、首の上げ下げでゴール通過地点のみグラスワンダーが前に出ていたという不運があり、2着に負けて引退となりました。


2000年に種付け開始、2001年産駒誕生、2003年より産駒がデビューしました。


某隊長のスペシャルウィークに対する思い入れは相当強く、「サンデーサイレンス産駒の中ではスペシャルウィークが最強で、ディープインパクトより強い」と言い切っています。

「スペシャルウィーク世代はエルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイなど世代が違えばどの馬も三冠馬になれたぐらい強い馬がいたが、ディープインパクト世代にそのような馬はいなかった。ディープインパクトがこの世代を相手にした場合、出遅れて大外回して直線一気の競馬ではこの馬達には勝てない」

というのが理由らしいです。

さらにシーザリオが活躍した2005年には、

「2008年にデビューする馬からとてつもない強い馬が出る」

という予言をしており、ブエナビスタの活躍で予言通りになりました。

「2005年はシーザリオの活躍で種付けする牝馬の質が上がるはず。となると2006年に生まれて2008年にデビューする馬がGⅠを勝つ可能性が高い」

と読んだそうです。