私は、何だか
お金が苦手、でした。
嫌いとかじゃなくて、
よそよそしい感じ。
いつでも、何だか
お金が少し足りない生活でした。
真面目にちゃんと働いていても
贅沢せずつつましく主婦業をしていても
なぜか、いつも少し足りない。
収入はちゃんとあるのですが
いつも少し足りないから、
入った先から支払いに回り、
手元には残らない。
なんでだろう？
お金に関する自己啓発書を
一生懸命読みました。
家計簿も何冊も試し、
パソコン家計簿もスマホアプリも挑戦。
孝子さんといずみコーチの
「幸せなお金持ち講座」に参加したのも、
長年の切実な「いつも少し足りないお金」を
どうにかしたかったから。
節約は、すごく上手いです。
主婦雑誌に何度も載ったほど。
ギャンブルなんてとんでもないし、
煙草もお酒も必要ない。
主婦の時からパートで得た給与は生活の足しにして、
めったに家族で遊びにも行かず
つつましいはずなのに、
なぜ、いつも少しお金が足りないのか？
主婦としては、致命的です。
元旦那にはこの点で
上げ足とられて見下げられてました。
もともとお金に執着のある元旦那は
私に生活費だけ渡して、後は私には見せず管理していましたが
まぁ、むしろそれで助かった。
貯金できるくらい、お金を上手に管理できなきゃ
一人前の大人とは言えないと、
私は努力しました。
ＦＰ（ファイナンシャル・プランナー）の資格や簿記の資格も取ったり、
日経を読んだり。
でも、どうしても
いつも少しお金が足りなくて、苦しくなる。
財布の中のお金はあっという間に出ていき、
お札はよそよそしい顔をしている。
お金持ちになるには、お金そのものを好きにならなければいけないと
お金の啓発書には書いてある。
財布を整え、お札を撫でてみたりした（だってそうしろって書いてたし）。
でも、お金って、なんて冷たくってよそよそしいんだろう、と
いつも感じていました。
先日のブログで、
ＡＤＨＤについて書いた時に
ＡＤＨＤ関連のサイトを見ていたのですが、
ＡＤＨＤの特徴として、たいてい
「管理ができない」が挙げられています。
「遅刻する」「忘れ物する」とあるのですが、
私は遅刻も忘れ物も滅多にしません。
ふうんこれは当てはまらないな・・・と思って読み進めていると、
「お金の管理ができない」
あ、これは当てはまるな・・・・え？
私は、知識を身に着ける努力をすれば
いつかはバリバリやりくりしてたっぷり貯金ができるようになると
信じていました。
が、多分、
お金の管理をする能力が少なめにしかなくて、
努力や知識を投入してもそれがほとんど伸びない。
思えば、
本当は「管理」全般が苦手。
ＰＴＡの広報委員になった時、
広報紙の発行スケジュールの管理が大変で、
締切に遅れそうになってどれだけ苦しんだか。
やることなんでもギリギリでパワー全開で仕上げるし。
遅刻しないのは、その分気を付けて時計を見ているから、
忘れ物がないのは、必要なものを気が付いた時点で
すぐにかばんに放り込んでいるからで、
カバーする方法を見つけているのです。
でも、お金の管理だけは
どうしてもカバーが出来なかった。
それが支障をきたすくらい。
だから、「お金の管理ができない」ことが
私のすごいコンプレックスになっていて、
「お金のこと」は、私の中で
私にはどうしようもない、手を出せないこと、と
心の薄暗ーい隅っこに
追いやられていたのです。
「お金の管理ができない」から
お金が一杯来たら困る。
私には「ちょっと足りないくらい」じゃないとさばけない、と
思っている。
だから、
「ちょっと足りないくらいのお金」しか来ない。
でも、
それも私だしな。
さて、どうしたものか。
じゃ、
生活費分（これくらいなら今までの努力で管理可能）より
多めに、お金をいただいちゃって、
オーバーした分の管理は人の助けを借りるか。
自営になったら、
とっとと税理士さんに頼もう♪
・・・と、いうことにしました。
私は、お金が嫌いだったわけじゃない。
エネルギーを乗せて、家賃や光熱費や食費を支払いに行ってくれて、
本とも交換できるし、カフェも使わせてくれる、
頼もしいツレ。
模様も印刷も芸術的できれいだし、
ずっと、好きだった。
好きだけど、私の手には負えなくて
恐れ多い感じがしたから
遠慮して、お付き合いできなかったのです。
管理が苦手ではあるけれど、
そこはマネージャーと税理士さんを雇うことにするから
大丈夫さ、
安心してお付き合いしましょう、と
お金さんと向き合えるようになって、
何だか今までのようなよそよそしさが
なくなったような気がするのです。
だからみんなで遊びに来てねー（笑）。
余談ですが、
このブログを書くにあたって描いてみた、
お金のイメージ図。
↓
乗ってるのはエネルギーくんです。
・・・ツッコミは受け付けますがスルーします・・・。
