「もののけ姫」のアシタカは、少しずつ命を奪われていく死の呪いを右手にかけられたのに、それにくよくよすることなく、優しくて勇敢だ。人や物事に対して、超然としている。


それは何故か?とずっと疑問だった。


「アシタカは、なぜ迷いや恐れと無縁でいられるのか。何故自分の憎悪を封じ込めることが出来たのか。 そのヒントは、一切の大情況を「曇りなき眼で見定める」ことにある」


と論考『さらに「もののけ姫」を読み解く―「曇りなき眼」で何を見定めるべきか― 』(※)には書いてあった。


『困難な問題に対して、悩みも苦しみも内に抱え込んだ上で「曇りなき眼で見定め、決めた」こと』(※)が、アシタカの強さの秘密なのだと思った。


「曇りなき眼」という言葉…ブロ友さんがコメント欄などに書いてくれることがあるのだけど…



↑アシタカの強さを描いてみました


『苦悩の泥沼に停滞するのではなく、楽観的で安易な希望にすがるのでもない、絶望を抱えながらも、最善を尽くして世を見据えて生きよというメッセージが感じられる』(※同論考より)


このメッセージは、ブロ友さんのコメント欄に引用されていた【人事を尽くして天命を待つ】という諺にも通じる気がする…


ブロ友さんは、アシタカの呪いがかかった右腕をイメージして画像を作成しています→『【しがらみ】