闇の翳に 呑まれる事も 厭わずに
闇の中に 塗(まみ)れて居ても 潰れずに
だから そんなに 透き通った まま
心を 拡げて 居られるのでしょう…
そこにしか 。 きっと ずっと 奥底にしか
光りは 射さないことを 知っているから
だから そんなに 清らかなまま
心を 添わせて 居られるのでしょう…
そこに だけは 。
きっと ずっと―― 。
動かす必要さえ 無いほどの
動かしては いけないくらいの
愛も きっと 在ったのでしょう
“ 心の羽音 ” は 揺れたのでしょう…
そこで だけは 。
きっと ずっと―― 。
揺れながらも 羽ばたいて
刹那の 光りを 纏うのでしょう…
2010.9.9