LAダウンタウンでは毎日のように映画、テレビなどの撮影が行われている。

初めて映画の撮影現場を見たときは、ものめずらしさもありわくわくしたもんだけど、

今となってはただの迷惑としか思えない時がある。


というか、クルーが偉そうなのが腹立たしい。


いつだったかも、ビルの同じ階で撮影をしていて、正直邪魔だなと思った。

女子トイレの前に機材が一杯つまれてて中に入れなかったり、帰り際にたまたま

トイレにいったりゴミ捨てに何度か廊下を往復していたら、


「またオマエか。今撮影中だから静かに」


と注意された。


(ちょうどヒールのある靴を履いていたので、カランコロンと廊下を歩くたびに音がなっていたから)


にしても、私からすればこちらはテナント。

ここのビルに毎月レント代を支払っていて、はっきりいえば彼らは撮影の時だけ使っている人たち。

なんでトイレに行くのも私たちが遠慮しなければいけないの?


彼らが事前に同じフロアーのテナントに、

「迷惑かけます宜しく」の挨拶にでもきていたら、まだ許せる。

でも、そんな態度はこれっぽっちもない。

自分たちが周りに迷惑をかけていることすら気がついていないのだ。


まあ、こんなことで腹を立てるのも、日本人の私だから?と思ったけれど、

やっぱりアメリカ人も酷い扱いを受けていることがあるらしい。


最近、ウィル・スミスとシャーリーズ・セロン出演の映画がダウンタウンのPatinaレストランで行われた。

月から木曜日の4日間撮影が行われたが、その間はもちろんレストランは休業。

噂では、映画撮影があるとものすごい金額がレストランに払われるらしいが、この4日間の休業時、従業員にお金は支払われない。

働いていなのだから仕方ないけれど、従業員にしてみれば、4日間分の給料が差し引かれれば結構な痛手。それが自分の意思と関係なく差し引かれるなんて・・・。

レストラン側が払わないのがいけないと言う人もいるけれど、ウィルの出演料はどれだけすごいのかってところが突っ込まれている。この映画は絶対見ないし、Patinaにはもう二度と行かないと憤慨している人も多い。


うーん、さすがアメリカ人。


他人ごとながら、大きな会社や金持ちの横暴には妙に反対したがる人が多い、多い。


にしても、逆に映画の宣伝になってない?

私なんて興味もっちゃったよ。