笑顔を引き出す心浄術(しんじょうじゅつ)ヒーラー池田知栄子です。

 

私が鬱(うつ)病になったのは、アパレル会社に勤めていた24歳の時。

少しずつ体調や心に変調が起きているのを感じながらも、私は大きな店舗の店長を任されていました。

毎月本社に提出する月報やシフト表が、なぜだか頭が働かなくて進まないのです。

以前は、スラスラと書けていたのに。

 

「あれ?私こんなにバカだっけな?」などと思いながら、時間をかけて書類をやるようになっていきました。

そして、だんだん心の中に焦りが生まれてきて、益々集中できなくなっていきます。

 

しょっちゅう胃が痛くなるようになり、胃薬は必ず持ち歩いていました。

頭痛も毎日。

もちろん、頭痛薬も持ち歩かないと不安になっていきました。

 

自分の様子が依然と違ってきているのをスタッフや家族にバレてはいけないと、今まで通りに振る舞おうとすればするほど、手が震えたり、周りの目が気になり変な汗を掻いたりしてしまい、もう怖くて怖くて仕方ありませんでした。

 

そうしているうちに、出勤中の電車の中で心の奥の方から得体の知れない焦燥感と恐怖感に襲われるようになります。

車内の人たちの目も怖くなってきました。

 

なんだか冷静な精神状態じゃなくなり、電車を途中で降りてしまいました。

 

今考えると、きっと、これはパニック症候群だったのかもしれません。

 

そして、私は会社に電話をしてお休みをしました。

 

少しずつ自分がおかしくなっていく感覚がとにかく怖かったのを覚えています。

しかも、周りの人たちに「おかしいと思われなくない。使えないヤツだと捨てられたくない。嫌われたくない。」一心で、それをひた隠しにしていたことが、症状を悪化させたのだと思います。

 

今思えば、素直にお母さんに相談すれば良かったと思います。

 

けれど、当時の私は、怒られたり嫌われたり面倒くさがられたらどうしよう。という意識の方が強く働いていました。

 

人からどう思われるかをすごく気にしていました。

どう思われているかが、怖かったです。

そして特に、母親にどう思われるかが一番自信がなくて不安なところでした。

 

なので、結局誰にも言えず、1人で抱え込んでしまいました。

 

そして、仕事を休みがちになってゆきます。

どんどん自分を追い込んでしまいました。

 

今、当時の私と同じように悩んでいる方がおられたら、お伝えしたいです。

まず、家族に素直に伝えてみてください。

そして、ご家族の方々、なったことない心の状態を理解するのは本当に難しいと思いますが、何よりも、「今そういう状態なんだね」と受け入れてくれると、助かります。

否定しないでそばにいてくれる人がいるとういうだけで、救われる部分があります。

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

〜今は辛くても大丈夫!心に笑顔を〜

笑顔を引き出す心浄術ヒーラー 池田知栄子

 

 

 

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