日本文学 | きょんのたわごと

日本文学

日曜日、フランス人Y君が日本語の本が欲しいというので一緒に本屋に行ってきました。桃太郎トイレの花子さんは日本語で読んだことがあるけれど、他のも読んでみたい。でも、漢字が多かったり難しい内容は辞書ばかり調べないといけないからギブアップするらしい。

うーん、困ったなぁ。とりあえず児童コーナーに行って、宮沢賢治の注文の多い料理店銀河鉄道の夜の絵本を手に取ったら、「これは大きすぎます。もっと小さいのが欲しい」と!店員さんに尋ねると、声に出して読みたい日本語の著者:斎藤孝が監修した音読破シリーズを紹介してくれました。夏目漱石:坊ちゃん太宰治:走れメロス宮沢賢治:銀河鉄道の夜があり、文字も大きく全ての漢字に振り仮名が付いています。Y君にどれがお勧めかと聞かれ、何故か国語のテストで太宰治と書かせる問題があったのをふと思い出してしまったので、走れメロスを推してしまいました。←超無責任。M美には「そりゃー、銀河鉄道の夜でしょー」と言われてしまった(汗)


私は、山崎豊子:女系家族、7月からドラマ化されたんだけど、初回を見逃してしまったので買っちゃいました。山崎豊子は大地の子(読みながら泣いてしまった!)、沈まぬ太陽は読んだけれど、白い巨塔は未だ読んでないし、ドラマも見ていない…。

先に会計を済ませていたY君は私がカバーをしてもらっているのを見て「僕のはなかった!」と言いだすんです。レジのお兄さんは慌てて「しましょうか?」と言ってくださったのでお願いしました。「聞かれなかった?」「ノン」と言っていたのが聞こえたのかカバーする手が震えていました。


初めて会った時は、なんて自己主張をしない珍しいフランス人だとびっくりしましたが、それは単に上手く喋れなかっただけであって、今ではホント注文の多いフランス人です。 よっ、オチがついたぞ!