冠状動脈は左心室から出る上行大動脈から最初に分枝する動脈で、心臓を栄養しています。
例えば『狭心症』という疾患では、この冠状動脈が狭くなっていて、動機や息切れ、胸の痛みが現れますし、詰まってしまうと心筋梗塞になり、命に関わります。
非常に大切な動脈ですので模式図を描いてみました。
あくまでも模式図なので、少し雑なのと、細かい分枝は省略してありますので、御了承ください。
模式図は、前側(胸側)から見たものです。
まずざっくりと心臓の形と、上行大動脈と肺動脈を描きます。
次に左右の冠状動脈の主幹を描きます。
続いて左右の冠状動脈の分枝を描きました。
この左右の冠状動脈の主幹は、冠状溝という溝を通っていて、後室間枝は後室間溝、前室間枝は前室間溝、回旋枝は冠状溝を走行します。
冠状動脈は、どちらから後室間枝、前室間枝、回旋枝が分枝するかが大切ですので、この雑な模式図でも役に立つと思います。
できれば皆さんも、描いてみることをお勧めします。