栗城です。 | 栗城史多オフィシャルブログ Powered by Ameba

栗城です。

栗城です。

今、ベースキャンプに必死に降りて来ました。
事務局か
らの報告では心配ないような報告ですが、
現在も胸の骨が折れてお

右手親指からは肉がはみ出た状態です。

高さ20のアイスフォール
から滑落ではなく、
落下どあり、更にクレバスに落下。普通なら死
んでます。
僕も自力でクレバスから這い上がるまでは、
正直自分の
人生の終わりを感じました。

しかし、アイスフォールから落下後に
運良く浅いクレバスで意識がすぐ回復した時、
物凄い苦しみと
恐怖、と同時に生きる力も出て来ました。
真っ暗な氷の中で手足を動
かし続けてました。

そして、仲間の無線が意識が飛ぼうとする僕を
励まし続けてくれました。

落下後、5時間半後にクレバスから自力
で這い上がった瞬間。
空は青かったです。
一羽のカラスが僕を見つ
めていました。

その後、1人のシェルパと合流。
ABCから撮影の仲
間が位置を特定してくれたおかげです。

シェルパも元々登る予定は
なく、
装備も不十分で議論もあったそうですが、
長年やってきた仲
間で最大限努力してくれました。
仲間に本当に感謝です。

落下後に
何か暖かい物を感じてました。
アイスフォールからの垂直20mの
落下は
身体が普通では終わりません。
それでも頭も腰も意識がありま
した。

登頂よりも生きていること生かせている力を感じました。
きているというのは何よりも大切なことだと感じました。

食事は少
しだけ食べれるようになりました。
しかし指から肉が出ており、
胸の骨が折れており、
明後日の朝、一気にカトマンズの病院に向か
います。

まずは、生きてること仲間に感謝。
僕は再び戻ってきます