kuretomama

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漫画で。
原発、放射能(対策)、経済優先社会の風刺、疎開生活、
内部被ばく、食品問い合わせ

原発・放射能な日常を生きるママの脳内&生活育児マンガ

無料ダウンロード・閲覧可能です。


日々の暮らしなど。 1  http://p.booklog.jp/book/68992


食品問い合わせなど。 2  http://p.booklog.jp/book/71576

(私個人の問い合わせ結果です。該当企業の絞り込みや糾弾はおやめください)


奇妙なママ友ライフ編  http://p.booklog.jp/book/75336


鮫川村に除染廃棄物用に焼却炉が建てられた問題をマンガで紹介。

http://ameblo.jp/kuretomama/entry-11583338733.html




マンガ [MOTHERS] とは?


原発や放射能と戦う三十路ママ達のバトルマンガ。際どいフィクションです。

放射能ネタ満載の紙面は汚染度で言えば強制避難区域並み。
素敵なレビュー、コメントを頂きました。ありがとうございます!


amazon kindle で^^


MOTHERS 1

http://www.amazon.co.jp/MOTHERS-%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%9E-ebook/dp/B00IFE0KKI/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1394891629&sr=8-1&keywords=%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%9E



MOTHERS 2

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楽天 で^^

http://rakuten.kobobooks.com/search/search.html?q=%22%e3%82%af%e3%83%ac%e3%83%88%e3%83%9e%e3%83%9e%22&t=none&f=author&p=1&s=none&g=both


、、、、、電子書籍パブー版ダウンロードはこちら。(有料)


MOTHERS 1
http://p.booklog.jp/book/68809


MOTHERS 2
http://p.booklog.jp/book/71968


MOTHERS 3 NEW!! (10/27)
http://p.booklog.jp/book/78290



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今年も、3.11の日を迎えることとなりました。
4年は長いか短いか…?
Cs-134が4分1になってることは、めっちゃ嬉しい(≧∇≦)のですがー!

毎日放射能のことを考えている私にとっては、2012.3.09も2013.3.10も、2014.3.11もある意味同じなのですが…
そこで相変わらず、去年と同じように『00を忘れない…的キャッチコピーの真意が未だ分からないな、私にはピントが合わないなー』なんて思って過ごしています。

3.11という大地震の起こった日、大切なものが消えてしまったあの日、からの4周忌ではあります。

この1年は、個人的にはかなりネットから離れた年でした。
病気をしたり、ちょっとした仕事が忙しかったこともありましたが、
ネットで放射能関連のニュースを追うエネルギーが不足していました。気力が湧かず…鬱では無いと思うんですがね。。
ネットやツィッターが、どうしても見れなかったのです。
津波の映像や、原発事故特集なんかも、むしろ避けがちに…

ちっとも切羽詰まってない、どこか他人事感のある原発事故検証や、美談とかお涙系の報道とか、白々しくて見ていられない。。

採れたての海の幸とかを復興のためにモリモリ食べている観光客の映像を見ても、
前は心配していましたが、
近頃は、なんだろ、『無』って感じです(^^;;
どうぞ、たんと召し上がれとも思わない。。無感情ですね。
余りにもそんな映像を見飽きたからでしょうか…
製作者サイドにむしろ問いたい。どんな気持ちになって欲しくて、そんな映像を作り続けるのか…


また明日から、変わらず放射能対策をするのみです。
原発事故後の世界を粛々とそれ相応に生きていくのみです。!

今年は、更新がんばります(^^;;
少しずつ気持ちが落ち着いてきたのでー。

今年もよろしくお願いいたします!

【祝☆大飯原発運転差し止め判決!ありがとうパレード】


なるものが、明日8日の13:00~

渋谷区の宮下公園からスタートするようです(^^)



告知詳細↓


http://twipla.jp/events/95235





5月21日に、福井地方裁判所・樋口英明裁判長が、福井県にある大飯原発3、4 号機の運転差止判決を下しました。

(ちなみに大飯原発は、日本第2位の発電量だそう!1位は柏崎刈羽。)

判決の全文を読みましたが、原発や再稼働問題が抱える要点を整理して考えることが出来ました。

また、何よりも心に訴えかけてくるものがありました。



ブロガー座間宮ガレイさんが、判決文中特に重要だと思われる箇所を、赤字にして掲載して下さっております。


ざまあみやがれい!

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65906712.html


シェフのだらりん日記

http://blogs.yahoo.co.jp/keinagaki/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%C2%E7%C8%D3%B8%B6%C8%AF&sk=1





・どのような局面でも、結局はマンパワーをもってしか収束作業ができないということを痛感させられる。



・現場で『こう動きたい』『こうしたい』『これがいる』とどれだけ願っても、意思疎通がそもそも成立してなかったり、誰もよく状況をわかってなかったり。

何かの許可をもらうのに数時間かかり、何か届けたり出向くのにも数時間かかり、その間に事態が変わったり。

電話が繋がらないとか道が壊れて迂回せざるを得ないとか、物理的に不可能な事態が原因で、できなかったことは多いのは分かった。

災害時という、平時じゃないからこその伝達方法や物流をどうしてゆくかは、今後の大きな課題だ…。

(糸電話や伝書鳩って訳にはいかないし。)





・企業倫理とは?企業の在り方って・・・?についても考えさせられた。



・この先も、無念さや喪失感、被災者へ抱く申し訳なさなどの罪悪感や苦しみを、社員一人一人が背負って生きていくことになる。

事故後入社した社員も、経験した当事者ではないが、所属員としてその意識を抱く(継承する?)のだろうか?

当たり前だ、罪悪感を抱けと怒る被災者もいるかも知れない。

でもそれは、戦後生まれた人に戦争責任を抱いて生きていけということと似ているかも??

社員はどんな気持ちで東電で働いていけばよいのだろう



・トップから研修生に至るまで、社員がせっせと惨事の始末に奔走する様子を見て、その苦労・心労は如何ほどか…とは勿論慮れるけど、でも同時に「一企業に日本の命運が託されるってどうなの?」という疑問も・・・

利益を追求する一民間企業が、日本国の存亡を左右するような施設(商品)を扱っていいのだろうか?

(そりゃあ、いい悪いの単純な価値判断は下せないとは思うけど…)

(それを言い出したら戦闘機や兵器を作るのも一民間企業がやることだけど…)



・みんなの暮らしを豊かにするための電気を作って売る会社、の認識だけでは想像できないくらい、実際は密接に時の政府や政治家や地元企業・地元民と結びついているこの「一民間企業」。

「原子力推進は国策」ということで、経産省主導でがっちりやってきた。

それなのに。

この土壇場で、政府や原子力安全委員会は、「事業者が判断すること」「事業者の責任」と(政府が責任を追わないように)突き放す。

政府は、ある部分では介入し指示したりと、東電に対する距離感・関わり方が恣意的というか、はっきり言って都合よすぎだろ、という印象。



「政府は東電に直接指導できないから」と安全委員会にお伺いを立てたりして無駄に時間を消費したり、

ある局面で現場に強引に言うことを聞かせたと思ったら、別の時は全て本店幹部任せだったり…と、変な線引きばかり。

現場第一線の作業員や緊対室を、本店や東京からめちゃめちゃに遠隔操作している感じ。



…文中で班目委員長(当時)が「東電はそうやって、当事者の癖にいつも他人事のようにふるまう」と苦々しく述懐する場面がある。

でも、じゃあ政府は?と思う。 国策として二人三脚でやってきた相手が事故を起こした途端、当事者じゃないかのように東電を叱咤するってどういうこと?と。

政府も十分当事者として責任があるはず。

「一企業」と突き放しながら、除染などに税金をがんがん投入するのは、苦しすぎる。

腹を決めて、廃炉・収束作業を国主導でやればいい。20113月、必死で管内閣(当時)は収束に介入してきたのに、取りあえずの危機を乗り切った4月以降は東電だけの問題にしてしまったのでは。廃炉の達成は国益でしょうに。





・単純な疑問

…プラントメーカーの人も、事故当時は駆けつけたのだろうか?原子炉を作った会社の責任も問われる法律に変えるべきでは無いだろうか。

…電気に頼らない伝達方法はないのかな?衛星電話がひとつとか、時々しか繋がらないピッチとかじゃ、そりゃあ情報が錯そうするよね、と思う。

(現場では手信号がとても役に立ったようだけど、それは相手が見えることが大前提だ。)

…何トンもの海水が運べるヘリがあったのだから、電源車とか物資は運べなかったのかなあ




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などなど、でした。

はらはらドキドキ、臨場感たっぷりで、面白い本でした。

一側面でしか無いかも知れませんが、当時あそこはこんな風だったのか…、と垣間見れた気がしましたよ。


「私は何も知らずに、東京で泣きながら寝てたなあ…。

12日の夜に…こんなやりとりが交わされてたんだ…。

13日…買い出し行ってたあの時間…そんな事態が進行してたんだ…。

15日…16日…」


…と惨めったらしく回想するクレトママにぴったりの本でしたよ(^^)

次は『最高幹部の独白』か、座間宮ガレイさんが紹介されていた『親という名の暴力』を読む予定です。

後者が先かな。

自分も娘の親として、読んでおきたいなー、と。























早速、夜中に読みふけってしまった本の読書感想文です。

ながーーいメモですみません。


眠れない方!

夜の睡眠導入剤として、当ブログ記事をどうぞ(ー▽ー)。




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(構成)



・吉田所長をはじめ、中層で対応し続けた幹部ら、現場作業員、技術者らのそれぞれの体験や視点、感情を記録。班目委員長(当時)や管首相(当時)のコメントや回想も。

・それらを基に、基本的には時系列で地震発生→津波→原子炉の爆発までの様子が描かれている。

・地震後発電所がどのようになったか、どのような経緯を辿ったか、現場ではどう対応していたか、などが細部まで分かる。



・人間ドラマの描写。

・・・事態収束に向けて目的・志をひとつにし、それに立ち向かっていく人間たちの様子(苦悶、信頼関係、過酷な現場での葛藤…)。

・・・政府内の様子、東電本店と現場と政治家との間のやり取り、自衛隊の関わり方、民間企業の助けなど。



・本文を挟むように、資料が添付されている。(原発敷地内の簡単な見取り図やプラントの図解、歴表など)





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(簡単な感想、箇条書きです)



・福島第一原発に長く関わってきた運転員や技術者は、プラントに対する愛情がある。(そもそも現場にいるのは地元福島出身者がほとんどいうことを読んで知った。)

だからこそ、「なんとかしたい」「爆発は防ぎたい」、…と事態収束に対し強い責任感をもつ気持ちは至極全うで、その感情は理解できると思った。

また、原発が出来たことで就職先が出来、冬の出稼ぎが不要になったり、医療費が安くなったりなど地域への恩恵は大きかった、と。そのように信頼や感謝なども含め地域に根付いていた、まさにその原発が地域を滅ぼすような大事故を起こしたことへの悲しみも、想像するだに辛かった。



・「東電社員で、加害者で被災者という人がいる」という現実の過酷さたるや。

原発を何とかしなきゃと命を懸けて作業して、でも爆発して、多くの人を辛い目に合わせているという罪悪感を抱きつつも、自分の家だって帰宅困難区域に指定され帰れず…という人は少なくないのではないか?



・本の中には、「早く逃げたかった」とか「東電最悪」とかの意見の作業員はほとんど出てこない。美談が多いと書くと語弊があるかも知れないが、現場の人間たちの間の強い絆とか信頼感の記述が多かった。恨みつらみよりかは、危機に直面した時に先輩後輩同僚が助け合うさまなど。



…個人的に泣けた箇所:

爆発を危惧された2号機の、すぐ横の危険な場所に取り残された運転員が、(交代の時間だけど)もう交代には来なくていいと電話口で強がる。それに対し上司が「お前を見捨てるわけじゃない、交代の時間だけど線量が高くて今は行けないだけ。必ず交代に行く」と説得するもイマイチ伝わってない。

結局、運転員の孤独や見捨てられた感が分かりすぎた上司は、ばかやろうめ、と上層部の待機の命令に背いて運転員のもとに駆け付ける。

運転員は半分泣いていた。上司がマスクの上から運転員の頭をゴンとこづく。(後に上司がインタビューに答えて言うには『交代に来てくれたら、人間ってやっぱり嬉しいものなんですよ』。)



…事態収束に向けて高線量の中作業しているのは、肉体と感情を持った一人一人の「人間」なんだ、ということを改めて感じずにはいられないエピソードだった。

それに、自分がもし運転員だったとして、見捨ててないよって来てくれる人がいたら、やっぱり泣いてしまうなと思って、また泣けた。





2号機がいよいよ爆発するかもという時に一時退避の指令が吉田所長よりだされる箇所がある。この本ではさらっと「福島第二まで600人近くが一旦退いたが、すぐに第一の方に、人手が足りないからとまた戻っていった(自主的に続々と戻った人もいた)」という風に述べられている。

しかし、現在朝日新聞デジタルの方で連載されている「吉田調書」で該当箇所を読む限り、第二に行けという明確な所長指示は無く、約600人は勝手に行ってしまったようともとれる。

そのように二つを比較し読み進めるのも面白かった。