はらり舞い
薄紅の花を
ちらつかせ
ひらり舞い
春風に身を
浚わせて
ふらり酔い
高く咲き誇るは
桜の華
ゆらり吹き
桜花絢爛
花吹雪
朝の通勤ラッシュ・・・俺の最も憂鬱な時間だ。
ただひたすら電車に揺られ、おっさんのスーツの臭いにまみれ、眠気を堪え、立ち続けているだけの退屈な時間だ。
ましてや、今日は小雨ながらも雨が降っている。
「はぁ・・・今日もこの電車に乗らなきゃならないのか・・・」
思わず一言呟いてしまったのが隣のバーコードさんに聞こえたようだ。
バーコードさんは俺を睨み一つ──ゴホン と咳払いをした。
バツの悪い笑顔を浮かべながら会釈を返すと、ちょうど電車がホームに入ってくるところだった。
電車のドアが開くと我先にと乗り込むサラリーマンやOL達。
後ろからの人波に揉まれ、押されて俺も電車に乗り込む。
ドア横の定位置をキープしようと手すりに捕まり人波の力を一身に受ける。
この人波に自分が居たら、何ともまぁ自分は迷惑な人間なんだろうなと思いながらもその位置は譲らない。
この位置をキープするのには理由があるからだ。
理由・・・とても簡単な理由だ。
ただ単に自分が好きな位置で、降りやすい、人をかわしやすい。
ただそれだけの理由。
エゴだ。
──すいませーん。ドア閉まらないでえええ。
遠くからバタバタと言う効果音が似合いそうな格好で走ってくる女性が居た。
リクルートスーツを着ているようだ。
今から就職活動か、説明会だろうか。
急いでいるようだ。
が、ここで情けを掛けてしまえば自分の定位置が奪われる恐れがある。
この場所だけは譲れない・・・。
──プシュー
音を立て、ドアが閉まり始める。
みるみるうちに顔が曇っていく女性。
『可哀想だな・・・』
そう思った時には、いつもとは違うような動きをしていた自分が居た。
咄嗟にドアに足を挟んでいた。
『あれ・・・何してんだ俺・・・』
言いようのない困惑が自分の頭を支配した。
いつもならそんな事はしない。
妙に気恥ずかしくなって顔が紅潮していくのを感じる。
顔が耳まで熱い。
顔を背け隠している間にドアは再び開いた。
バタバタと走っていた女性は、俺の珍しい行動によって電車に乗り込めた。
しかも、あろうことか俺の定位置を奪って乗り込んだ。
自分の行動に対してここまで後悔の念を覚えたのはいつぶりだろうか・・・。
「あ、すいません、あり、ありがとうございます」
顔を真っ赤にしている俺に対してその女性は覗き込むように見上げお礼を言ってきた。
「いや、別に良いよ」
何が良いのだろうか。
これほど後悔して、恥ずかしい思いをしているのに、良いことなんて一つもない。
「あと・・・すいませんついでなんですが、ちょっとだけ髪に櫛を入れてもいいですか・・・時間がなくて・・・」
なんとまぁ図々しい・・・とも思えず俺は顔を背けたままではあるが「良いですよ」と返した。
よくよく見ると髪がボサボサだ。
寝坊でもしたのだろうか、化粧に時間がかかったんだろうか、などと色々考えていると櫛を入れ終わった女性が改めて俺の顔を覗き込んできた。
『やばい・・・』
なにがやばいんだ・・・。
考えが透けて見えるのかと思ってしまった自分にまた妙な気恥ずかしさを覚える。
「あ、あの、本当に色々とありがとうございます」
目が合ったと思いきや、おどおどと目を泳がせお礼を言ってきた。
「いや・・・本当に大丈夫ですよ」
この台詞を搾り出した頃には妙な気恥ずかしさも後悔の念も消え去っていた。
ちょっと良い事をしたなぁ、と思いを馳せているとまた女性は声をかけてくる。
「あ、ほら、見てください、見てくださいよ」
なんだよ・・・せっかくいい気分に浸っていたのに、と思いながら女性の指さしている方を見ると、そこには綺麗でとても大きな虹が橋を架けていた。
先程までの雨がいつの間にか上がっていたんだろうか。
それとも虹の方向へ移動したんだろうか。
俺の立っているドアとは反対のドア側にある朝日が雨を照らし虹になっているようだ。
「虹だ・・・久しぶりだなぁ・・・」
またしても口を突いて出た言葉。
ハッとして女性の方を見た。
すると女性は、空に浮かんでいる虹のように輝く笑顔を浮かべて、俺を見て言った。
「本当に・・・綺麗ですね」
視界に入る虹と、目が離せず見つめてしまう輝く笑顔の女性が重なり朝のひと時と外の風景がが過ぎていく。
「君も虹みたいだね・・・」
また思わず口を突いて言葉が出ていた。
──雨に映え、陽に照らされ、境界に住む虹の色──
──七つの色が重なり、美しく輝く天架ける橋──
──輝きを残して、また何処か──
ただひたすら電車に揺られ、おっさんのスーツの臭いにまみれ、眠気を堪え、立ち続けているだけの退屈な時間だ。
ましてや、今日は小雨ながらも雨が降っている。
「はぁ・・・今日もこの電車に乗らなきゃならないのか・・・」
思わず一言呟いてしまったのが隣のバーコードさんに聞こえたようだ。
バーコードさんは俺を睨み一つ──ゴホン と咳払いをした。
バツの悪い笑顔を浮かべながら会釈を返すと、ちょうど電車がホームに入ってくるところだった。
電車のドアが開くと我先にと乗り込むサラリーマンやOL達。
後ろからの人波に揉まれ、押されて俺も電車に乗り込む。
ドア横の定位置をキープしようと手すりに捕まり人波の力を一身に受ける。
この人波に自分が居たら、何ともまぁ自分は迷惑な人間なんだろうなと思いながらもその位置は譲らない。
この位置をキープするのには理由があるからだ。
理由・・・とても簡単な理由だ。
ただ単に自分が好きな位置で、降りやすい、人をかわしやすい。
ただそれだけの理由。
エゴだ。
──すいませーん。ドア閉まらないでえええ。
遠くからバタバタと言う効果音が似合いそうな格好で走ってくる女性が居た。
リクルートスーツを着ているようだ。
今から就職活動か、説明会だろうか。
急いでいるようだ。
が、ここで情けを掛けてしまえば自分の定位置が奪われる恐れがある。
この場所だけは譲れない・・・。
──プシュー
音を立て、ドアが閉まり始める。
みるみるうちに顔が曇っていく女性。
『可哀想だな・・・』
そう思った時には、いつもとは違うような動きをしていた自分が居た。
咄嗟にドアに足を挟んでいた。
『あれ・・・何してんだ俺・・・』
言いようのない困惑が自分の頭を支配した。
いつもならそんな事はしない。
妙に気恥ずかしくなって顔が紅潮していくのを感じる。
顔が耳まで熱い。
顔を背け隠している間にドアは再び開いた。
バタバタと走っていた女性は、俺の珍しい行動によって電車に乗り込めた。
しかも、あろうことか俺の定位置を奪って乗り込んだ。
自分の行動に対してここまで後悔の念を覚えたのはいつぶりだろうか・・・。
「あ、すいません、あり、ありがとうございます」
顔を真っ赤にしている俺に対してその女性は覗き込むように見上げお礼を言ってきた。
「いや、別に良いよ」
何が良いのだろうか。
これほど後悔して、恥ずかしい思いをしているのに、良いことなんて一つもない。
「あと・・・すいませんついでなんですが、ちょっとだけ髪に櫛を入れてもいいですか・・・時間がなくて・・・」
なんとまぁ図々しい・・・とも思えず俺は顔を背けたままではあるが「良いですよ」と返した。
よくよく見ると髪がボサボサだ。
寝坊でもしたのだろうか、化粧に時間がかかったんだろうか、などと色々考えていると櫛を入れ終わった女性が改めて俺の顔を覗き込んできた。
『やばい・・・』
なにがやばいんだ・・・。
考えが透けて見えるのかと思ってしまった自分にまた妙な気恥ずかしさを覚える。
「あ、あの、本当に色々とありがとうございます」
目が合ったと思いきや、おどおどと目を泳がせお礼を言ってきた。
「いや・・・本当に大丈夫ですよ」
この台詞を搾り出した頃には妙な気恥ずかしさも後悔の念も消え去っていた。
ちょっと良い事をしたなぁ、と思いを馳せているとまた女性は声をかけてくる。
「あ、ほら、見てください、見てくださいよ」
なんだよ・・・せっかくいい気分に浸っていたのに、と思いながら女性の指さしている方を見ると、そこには綺麗でとても大きな虹が橋を架けていた。
先程までの雨がいつの間にか上がっていたんだろうか。
それとも虹の方向へ移動したんだろうか。
俺の立っているドアとは反対のドア側にある朝日が雨を照らし虹になっているようだ。
「虹だ・・・久しぶりだなぁ・・・」
またしても口を突いて出た言葉。
ハッとして女性の方を見た。
すると女性は、空に浮かんでいる虹のように輝く笑顔を浮かべて、俺を見て言った。
「本当に・・・綺麗ですね」
視界に入る虹と、目が離せず見つめてしまう輝く笑顔の女性が重なり朝のひと時と外の風景がが過ぎていく。
「君も虹みたいだね・・・」
また思わず口を突いて言葉が出ていた。
──雨に映え、陽に照らされ、境界に住む虹の色──
──七つの色が重なり、美しく輝く天架ける橋──
──輝きを残して、また何処か──
被災者の皆様、余震が続く中、不安や恐怖と戦い如何お過ごしでしょうか。
この前の日記でリラックス法をまとめさせていただきました。
少しでも安らぎをお届けできたでしょうか?
今回は「余震が続いて、地面が揺れているのか自分が揺れているのかわからない」との声を多数聞きました。
なので、それに効きそうなツボやストレッチなんかを纏めていきたいと思います。
一つ目
耳のすぐ後ろにはめまいに効くと言われるツボが密集してます。
耳の後ろ全体を手のひらや指全体を使って揉みほぐすように温めてみてください。
痛すぎない程度ですが、おそらく痛みが頭の表面全体に走るかと思いますのでゆっくりと刺激してくださいね。
子供にやる際は頭を持つようにして親指だけで撫でてあげると良いかもしれませんねヾ(´ω`)ノ
二つ目
手の甲側、手首の真ん中から肩の方に指2本分ほど行ったところに目眩に効くと言われるツボがあります。
親指で強めに押すと肘まで重く痛みが走るかと思います。
痛すぎると意味が無いので、痛気持ちいい程度で留めるようにしてくださいね(*‘ω‘ *)
子供にやる際は親指ではなく人差し指や中指でやるといいかと思います。
三つ目
外くるぶしのすぐ下のくぼみに目や頭をすっきりさせる効果があるというツボがあります。
あまり痛みは感じないかと思いますが痛みが感じるくらい刺激をするということはしないでください。
ゆっくりと手のひらで揉みほぐすようにしてみると良いかと思います(*´ω`)
四つ目
これは一人でやるよりも、どなたかに協力していただいたほうが良いと思います。
首の後ろ、髪の生え際の辺り、うなじですねw
うなじ全体を揉みほぐします。
こちらには首凝り、肩凝りに効くと言われるツボがあります。
目眩は長く続く緊張状態で肩凝りや、首凝りからも誘発される事も御座いますので紹介させていただきました。
五つ目
これはツボではありません。
と言うかストレッチです。
立った状態でのストレッチは危険ですのでお気をつけください。
ゆっくりと深呼吸をしながら座った状態で出来るストレッチをしてください。
深呼吸はゆっくり吸って、吐く息を長くすると効果的です(`・ω・´)
よく無意識に息を止めてストレッチをする方がいらっしゃいますが、逆に筋肉が緊張して血行が悪くなるのでしっかり深呼吸をしましょう。
ご高齢の方を誘って皆で助けあってやってみてください。
どれも効果が期待できるかと思いましたので紹介させていただきました。
また、人によって合う合わないはあるかと思いますので、そこはご了承頂けると有難いです。
外国語が判る方がいらっしゃいましたら翻訳、もしくは海外の方を誘って一緒に紹介した方法をお試しください。
よろしくお願いいたします。
この前の日記でリラックス法をまとめさせていただきました。
少しでも安らぎをお届けできたでしょうか?
今回は「余震が続いて、地面が揺れているのか自分が揺れているのかわからない」との声を多数聞きました。
なので、それに効きそうなツボやストレッチなんかを纏めていきたいと思います。
一つ目
耳のすぐ後ろにはめまいに効くと言われるツボが密集してます。
耳の後ろ全体を手のひらや指全体を使って揉みほぐすように温めてみてください。
痛すぎない程度ですが、おそらく痛みが頭の表面全体に走るかと思いますのでゆっくりと刺激してくださいね。
子供にやる際は頭を持つようにして親指だけで撫でてあげると良いかもしれませんねヾ(´ω`)ノ
二つ目
手の甲側、手首の真ん中から肩の方に指2本分ほど行ったところに目眩に効くと言われるツボがあります。
親指で強めに押すと肘まで重く痛みが走るかと思います。
痛すぎると意味が無いので、痛気持ちいい程度で留めるようにしてくださいね(*‘ω‘ *)
子供にやる際は親指ではなく人差し指や中指でやるといいかと思います。
三つ目
外くるぶしのすぐ下のくぼみに目や頭をすっきりさせる効果があるというツボがあります。
あまり痛みは感じないかと思いますが痛みが感じるくらい刺激をするということはしないでください。
ゆっくりと手のひらで揉みほぐすようにしてみると良いかと思います(*´ω`)
四つ目
これは一人でやるよりも、どなたかに協力していただいたほうが良いと思います。
首の後ろ、髪の生え際の辺り、うなじですねw
うなじ全体を揉みほぐします。
こちらには首凝り、肩凝りに効くと言われるツボがあります。
目眩は長く続く緊張状態で肩凝りや、首凝りからも誘発される事も御座いますので紹介させていただきました。
五つ目
これはツボではありません。
と言うかストレッチです。
立った状態でのストレッチは危険ですのでお気をつけください。
ゆっくりと深呼吸をしながら座った状態で出来るストレッチをしてください。
深呼吸はゆっくり吸って、吐く息を長くすると効果的です(`・ω・´)
よく無意識に息を止めてストレッチをする方がいらっしゃいますが、逆に筋肉が緊張して血行が悪くなるのでしっかり深呼吸をしましょう。
ご高齢の方を誘って皆で助けあってやってみてください。
どれも効果が期待できるかと思いましたので紹介させていただきました。
また、人によって合う合わないはあるかと思いますので、そこはご了承頂けると有難いです。
外国語が判る方がいらっしゃいましたら翻訳、もしくは海外の方を誘って一緒に紹介した方法をお試しください。
よろしくお願いいたします。